○署長室の黒瀬と悠木巡査
署長室の二人掛けソファに並んで座りながら
(座面の幅が少し狭い物なのか、身体の側面が密着している)
「悠木巡査、そんなに硬くならないで大丈夫だよ。悠木巡査から見たいつもの
署内の様子を話してもらうだけだから。
(ただ触れ合ってるだけでも感じるこの柔らかさ、たまらんな。あんな田中とか
いう奴には勿体なさすぎる。この女はやはり俺の物になるべき女だな。)」
少し訝しげな眼でこちらを見ている悠木巡査の目に気が付いて
「先ずはさっき少々スキンシップが多いと仰っていましたが、具体的な事例を
お聞かせ願えますか?先程の受付での処理は、この署での人員配置の問題だと
思っていますよ。あのような下衆な拾得物の処理を女性警官に任すこと自体
間違ってますから。あのようなものを好んでみる女性は少ないでしょうから。」
君はそうなのかなと問いかけるような目線を投げた後、スーツの内ポケットから
手帳を取り出す黒瀬。
その時黒瀬の肘が、悠木巡査の胸を強く押す形に。
(勿論狙った動きなのだが…)
○応接室の青山と田中巡査
青山「そうですか、そんなことが…その件はあとで黒瀬警視長と共有します。」
田中「お願いします。みんな俺なんかの言うことじゃ聞いてくれなくて…
あとできれば 、本当にできればでいいんですけど、本庁の方の取り調べ方法を
この目で見てみたいんですけど、見せてもらうことは可能ですか。」
青山「取り調べ?時間が取れれば構いませんけど…本当の犯人を私達が取り調べる
のは越権行為になりますので、模擬という形であればいいですよ
それも黒瀬警視長と相談しておきますね。ところでそこに掲示してある合同柔道訓練
のお知らせって、男女合同って意味です?」
田中「えぇ、そうですけど…今回も鈴が出席するんで、男性の出席者多いですね」
青山「男性の出席者は皆、悠木巡査との段取りをしたがると…」
田中「ええ、まあ。」
○署長室から追い出された署長と副署長
行くところもなく仕方なく刑事課のフロアに行くと、その姿を認めた刑事課長が
刑事課長「珍しいですね署長に副署長。どうしたんですか(笑)?」
副署長「いや本庁から視察に来てて。」
刑事課長「ああそう言えば、うちの(女性刑事)が、なんか見かけないかっこいい
人が二人来てるんだけど、とか目を輝かせて言ってたっけ(笑)
それですか?本庁から人が来てるってことは、合同練習は中止?
うちの奴ら合法的に、生活安全課の悠木巡査に抱きつけるって、楽しみにして
るんですけどね。」
署長「直ぐに終わると思うんで、合同練習はそのまま行おうかと…」
刑事課長「そうこなくっちゃ(笑)」
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