(そう、気になる女性?もっと深く知りたい女性?・・・・そう、つまりは好きって事なんだけど、
そんなふうに、面と向かって好きって事ですよね、と言われると・・・・、昭和の男はそんな事は言わないんだ。)
と、心の中で思ったりするが、
そう聞かれると、言葉に出せずにコクンと頷いた。
認めたような認めてないような、はっきりしない。
ホントは、もっとはっきり言って欲しいのだと思う。
日本男子は、言葉で表現するのが下手だから。
それでも、出来る限りの表現で、精一杯の意思表示だった。
そうしたら、さらに驚くことをもも香は言ってきた。
(・・・・ッへ?キス?、別にいいけど・・・・ッん?初めて?・・・はじめてって、キスが?)
胸の中で小鹿のように震えながらも、言いたい事は言うのが現代っ子か、その性格が羨ましいとさえ思ってしまう。
頑なに自分の思いをぶつけてくるもも香をいじらしいと思ってしまうが、
キスは初めてって、じゃあ、もも香は処女なのか?
頭の中で、処女かもしれないと頭の中でグルグル回る。
憚りながら処女との経験がない俺には、判断のしようがないのだが。
ダメ?ですかと聞かれて、ダメですと言える男はいないと思うけどと、心の中で呟く。
抱きついたまま顔をあげずに胸に埋めているもも香の顔をそっと指を添えて上向きにする。
必死に何かを訴えるような、ちょっと潤んだような目がズルい。
顔をゆっくり近づける。
もも香が目を閉じる。
そっと、唇を重ね合わせる。
しばらく、そのまま唇を押し当てたあと、ゆっくりと顔を離す。
もも香はまだ、余韻を味わっているのか、初めてだからどうしていいのかわからないのか、目を閉じたままでいる。
もも香がゆっくりと目を開けた時、今度は少し強めに唇を押し当て、もも香の口を割り、舌を差し込んだ。
もも香が“あッ”と声を発したようにも思えたが、その声も唇で塞ぎ、もも香の舌を絡め吸った。
ちょっとした意地悪だった。
キスはこんなこともするんだよ、岳英という男は思ってる以上にいやらしいんだよ、それでもいい?ともも香に納得させるような思いで
何度も、何度も、舌を絡めとり、柔らかくて蕩けそうなもも香の舌を吸った。
それに、キスしてと言われてキスだけじゃ終わらない、かもしれないのも男なのだ。
それをわからせようと、おそらくブラは着けていないであろうもも香の胸をそっと、指でなぞる。
もも香の身体がビクンッと反応した。
【こんにちは、
いろいろ言い訳が頭に浮かびましたが、キスしてしまいました。
しかも、処女かもしれないもも香に、キスしただけならまだ元にもどれるよと、ちょっと強引に
舌を差し入れ、胸を触ろうとして、わざと嫌われるかもしれないと思う行為まで。
いざという時は男性より女性の方が肝が据わっていますからね。
ファイナルアンサーをもも香に突き付けた形ですが、わからなかったらすみません。
そういう意図をもっての行動です。
もっとも、もも香はもも香で、悪い女と思ってるようなので、お互いを思いつつの事だと思いますが。
女性の気持ちを乗せるのがお上手で、という指摘はまったく的外れです。
女性の気持ちを推し量るだけで精一杯なのに、その上気持ち乗せるなど、とんでもないです。
誰かが、天気予報みたいな女性の気持ち予報なるアプリを開発してくれたら、すぐにダウンロードしますよ。笑
また、夜に。】
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