「麗奈ならそう選択するはずだと思っていたよ。」
久遠は、満足げに麗奈に伝えると
久遠の手先が優しく、無防備に晒されたクリトリスを滅菌された薄い手袋越しに、その周囲の包皮を慎重に手繰り寄せ、最奥の感応体を完全に露出させた。
剥き出しにされたクリトリスへ直に冷気が触れ、久遠の指先がかすかに圧を加えるだけで、麗奈の身体は跳ねるように強張った。
だが、久遠の視線は静寂そのものだった。狂気的なまでの集中力をもって、赤く充血した小さな肉の隆起を凝視している。
無造作に針を刺そうとは決してしない。指先で微細な硬さの違いを確かめ、皮下の血流と神経の走りをミリ単位の精度で探り当てていく。クリトリスの中央に神経群が走っており、そこを傷つければ感度は一瞬で失われ、ただの肉片と化してしまう。
(……ここだ)
久遠の指先が、神経の束を絶妙に避け、かつ最もリングのR(曲面)が効果的に接触する最適なラインを捉えた。
その位置であれば、神経を一切損なうことなく、装着された金属の重みと振動がダイレクトに核心へと伝わり続ける。さらに、リングが存在する限り包皮が上から被さることを物理的に阻害し、二度と奥へ隠れることを許さない完全な固定ラインでもあった。
「決して動くなよ、麗奈」
久遠は冷徹な声で囁きながら、固定用器具で狙い定めた位置を正確に挟み込んだ。金属の冷たい感触がクリトリスを締め上げ、麗奈が息を詰める。
「フード(包皮)だけなら安全な無難な飾りで終わる。だが、クリトリス本体の神経をミリ単位で交わすラインを通せば、二度と隠れることを許されず、永遠に発情し続ける身体になる。」
右手に握られた鋭利な中空ニードルの先端が、狙い澄まされた一点へと微かに触れる。
久遠の瞳には一切の迷いもなく、熟練の外科医のごとき精工さと、逃れられない支配の意志だけが宿っていた。
指先から伝わるわずかな緊張感の中、久遠は、深く息を吐き出した。
「麗奈…深く吸って……吐け」
久遠の声と重なるように、麗奈が絶望と期待の混ざり合った呼気を胸から吐き出す。
その胸の揺らぎが収まりかけた瞬間…
久遠の右手に握られたニードルの先端が、肉を捉え、滑らかな一運動で一気に押し込まれた。
銀色の尖端が、密に走背神経の隙間をミリ単位で交わしながら、クリトリスを一直線に貫通していく。
ニードルの管が細胞を押し広げて通り抜ける、ヌウッ……という嫌な感触と手応え。
声帯すら凍りつくほどの強烈な激痛が、麗奈の脳髄を直接突き刺した。
声にならない叫びが喉の奥で詰まり、彼女の瞳孔が限界まで見開かれる。神経を傷つけていないからこそ、脳へと届く痛みはあまりにも鮮烈で、灼熱の電流となって全身の毛細血管を駆け巡った。
麗奈の背筋が限界を超えて弓なりにしなり、つま先が激しい痙攣とともに硬直する。
「動くな…」
久遠は顔色ひとつ変えず、貫通したニードルの後端へ、用意していたサージカルステンレスのリングピアスを接続した。
そして躊躇なく、貫いたばかりのホールの奥へと一気にリングを押し通す。
ツ、と肉を滑る不気味な感覚のあと、カチリ、と硬質な金属音が静寂の室内に響き渡った。
リングが閉じられ、貫通の儀式が完了した瞬間だった。
「……終わったぞ」
久遠がゆっくりとニードルを引き抜くと、一瞬遅れて鮮血の一滴が金属の曲面を伝い、ポタリと台座の上へ落ちた。
直前までの灼熱のような激痛が引いていくのと入れ替わりに、剥き出しの核心をダイレクトに押し潰す冷たいリングの存在感が居座る。
痛みが引き去った途端、神経を傷つけずに通されたリングの重みと、包皮の中へ戻ることを拒まれたクリトリスの過敏さが、津波のような過剰な感度となって麗奈の全身を襲い始めた。
(本当はしばらく痛みだけなのでしょうが、その辺りはイメプレということで省略)
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