SNSを見ていると、ある女性の書込みが流れてきた。
写真まで載せて無防備な子だな…と思ってスクロールしかけた指が止まる。
(あれ、この子もしかして息子の彼女じゃないか?名前は確か琴音ちゃん…だっけ)
以前家に来た姿を思い出す。
年端も行かない子ながら、亡くなった妻以来胸がときめいたのだった。
ただし、恋愛というよりは性の対象として胸や肢体に魅力を感じていた。
「ことね」にメッセージを送ったところ上手く話が弾み、会うことになる。
向こうは息子の父親とは気づいていないようだった。
会う約束をした際、目印になるように服装を指定しておいた。
表向きは人違いで話しかけるのを防ぐためであったが、裏にはどの程度従順な子か確かめる目的もあった。
(2回目以降も会えるなら、格好や下着を指示するのも面白そうだな…)
そんな妄想をしながら待ち合わせ場所に向かえば、見覚えのある子が佇んでいた。
そわそわした様子で辺りを見渡している。
(打ち合わせたとおりの格好だな。しかも、予想通り息子の彼女じゃないか…)
「こんにちは。ことねちゃん…だね?今日約束していた俊哉です。よろしく」
にこやかに挨拶する。
こんな初々しい子がパパ活とは世も末だなと、親父臭いことを考えつつ、内心では息子の彼女と二人で会うことに興奮を覚えていた。
「僕のこと、憶えているかな…?息子がお世話になっているみたいだから、お礼がしたくてね」
訳ありげな笑みを見せ、彼氏の父親であることを匂わせる。
(息子と自分とは眉毛や口の形が似ているのだが、彼氏の父だと気づくだろうか…?)
「こんな所で立ち話も何だから、お茶でもしながら話そうか」
息子の知り合いに見られる前に、お店に移動することを提案する。
【書き出しありがとうございます。】
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