「そろそろいいか…。」
時計を確認すれば21時を過ぎ、間もなく半になろうとしている。
どんな気持ちでいるのかを想像する。
待ち望むようにもどかしい気持ちを抱き、気が気ではない状態になっているのか。
あるいは思ったより気になってもおらず、普段と変わらぬ生活をしているのか。
経験はあるとはいえ、数回程度のやり取りで全てを掌握するほどの術を持ち合わせてはいない。
だからこそ、男も極端な行動は取らないし、取れない。
距離を置き、時間を置くことを手段として用いても、どの程度が適切かまではわからない。
全て手探り。
築き上げてきた経験と感覚で、女を翻弄し続けている。
『本当のRINKAちゃんは、どんな子なんだろうね…。
彼や俺が思っている以上に、いやらしくてエッチな妄想をしたりするのかな…?』
遅くなった、などというセリフはない。
何事も無かったかのように、手前のメッセージに対する返信。
徐々に露骨になっていく。
心を揺らしながら、卑猥な雌に躾ていくかのように。
【分かりやすい、そう言って頂けるのが何より嬉しいですね。
独りよがりでは嫌ですし、表現に固執して何を言っているか分からなくなるのは本末転倒ですからね。
展開に関しては承知しました。
時間を掛けて描いていくことにもし抵抗が内容であれば、じっくり進めたいと思います。通話も含めて。
オナ指示に関しては私も考えていました。
ただのメッセージ交換よりも卑猥で、会うという行動よりはリスクが薄い。
徐々堕として行くという意味では、いいなと。
したことがない、というのはリアルにオナニーのご経験がない、ということでしょうか?
ですので、当面は通話に向かう路線で描こうと思います。
タイミングによっては、通話してみないか?という申し出が、彼氏宅でのお泊まりとバッティングする可能性もあるかもしれませんね。】
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