驚くような早さでまた返信が届く。数千人のフォロワーのいるインフルエンサーが、今この瞬間、自分だけに時間を割いてくれているのだと感じる早さだった。
裏垢でのやり取りを提案してきた彼が、「RINKA」と呼ぶ。
奇しくも本名をそのままローマ字にしただけの名前なので、まるでSNSのアカウント越しではなく「本当の私」とやりとりをしてくれているように感じて嬉しい。
『私は、宗くんと話したいです…。
もっと本当の私を知ってほしいって思っちゃってます…。』
目の前のやり取りに夢中になる自分と、やたらと冷静な自分が凛花の中に存在しているように感じる。
会ったこともない、昨晩SNSで話しただけのインフルエンサーに何を求めているのか。本垢を知られている中で曝け出すリスクも説いてくる。
それでも、漸く理解者を手に入れた凛花は止まれなかった。
【こちらこそとても楽しいです。お知らせもありがとうございます。
私は何も違和感、疑問はありません。すごくドキドキしてしまっています。
私の方こそ、何かありましたら遠慮なく仰ってくださいね。】
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