(やっぱりそうだったか…、今どき珍しいと思ったんだよね…。)
驚くほど返信が早い、と思ったら案の上だった。
利用者の半数以上は裏垢を持ち合わせているだろう昨今。
もちろんこんな内容のアカウントに対してのメッセージが本垢からというのは0に等しい。
別段悪用を考えたり、これを理由に脅したりなどを考えることは毛ほどもなかったが、少し天然な要素を垣間見せる少女に男は笑みをこぼした。
『やっぱりそうだったんだね…。
そうじゃないかなとは思ったんだけど…、こちらからいうのもどうかなと思って特に触れないようにしていたんだ。
何なら続きは改めて裏垢から送ってもらってもかまわないよ…?
見たところ、本当に悩んでいる様にも見えるし…。
何より、メッセージをくれるのにたくさん勇気を使ってくれたんじゃないかな…?
それを俺は見て見ぬ振りはできない。
もちろん無理強いはしないけどね…。
RINKAちゃんがどうしたいのか…それが一番大事。
君のアカウントをフォローはしないから安心して?
君の力になれると嬉しいね…。
待ってるよ、RINKAちゃん。』
「宗さん」からの2度目のメッセージだった。
もちろんメッセージの内容に嘘はない。
しかし、交友関係もあるJKというのは男にとっても貴重。
もし今後、信頼関係を密に構築することができれば、気を許した友人への紹介、等という展開もあるかもしれない。
強引すぎず、そして何より少女の意思で連絡することを促し、男は必要以上の内容は控えた。
やや露骨なワードが飛び交った1通目に比べると、見られても困らない文字構成。
少女にとって、凛花にとって最も避けたいのは身バレ…ではなく、周辺へ事が漏れることだろう。
そこを男は最も配慮し、メッセージを返した。
【言われてみればそうだなと、少し反省です。
アカウントは「宗さん」としました。
さんが含まれるアカウント名ですので、全然関係ない話ですが、
「宗さん」と呼ぶのかご丁寧に「宗さん」さんと呼ぶのかはお任せというか、それも楽しみにしたいと思います。】
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