性奴隷——その言葉の意味を理解できていないのだろう。目が泳ぎ、戸惑いが表情に浮かんでいる。だが、体は快楽を教え込まれている。主人より遥かに上手く、女を扱える存在だと、少なくともそこだけは認識しているはずだ。
私は左右のタコ糸を両手に持ち、まるで楽器を奏でるように操った。
右を引けば美樹の身体がゆっくりと右へ傾き、左を引けば反対へ傾く。高手後手と胸縄、そしてM字に開脚された拘束のせいで、美樹の体は糸の動きに素直に従うしかない。乳首を支点にして、わずかに回転するたびに、豊かな乳房が揺れて形を変える。
「んぁ……あっ……ンッ……」
最初は痛みに顔を歪めていたのが、回数を重ねるごとに表情が変わっていくのが面白かった。糸を短く、鋭く引くと高い声が漏れ、ゆっくりと長く引っ張ると甘い吐息が混じる。私は意図的にリズムを変え、予測させないように左右を入れ替えた。
右を強く、左を弱く。
左を長く、右を短く。
糸を通じて伝わる感触が、徐々に変わっていく。最初はただの抵抗だったものが、次第に乳首が硬く肥大し、糸に食い込む感触が増してくる。引っ張るたびに、美樹の腰が小さくくねり、M字に開かれた股間から愛液がポタポタと落ちる量が増えていった。
私は糸を引いたまま、美樹の顔を覗き込んだ。
股間から愛液を垂らし、唇は半開きで甘い吐息を漏らしている。痛みと快楽が混じり合い、どちらが勝っているのか自分でも分からなくなっているのだろう。
「ふっ……痛みにもいい反応する牝ですね。」
低く笑い、今度は両側の糸を同時に、短く強く引いた。
美樹の身体が前のめりに跳ね、拘束されたまま小さく痙攣する。乳首が限界まで引っ張られ、乳房が変形する。その直後に糸を緩め、血が戻る感触を与えてから、再び左右を交互に引き始めた。
まるで人形を操るように。
糸一本で、この女の身体と声を好きにコントロールできる。
佐山がソファから、妻のその姿を食い入るように見つめているのが分かった。私は彼の視線を意識しながら、さらに糸を巧みに操り、美樹の声を高く上げさせていった。
私は左右のタコ糸をいったん緩め、美樹のM字に開かれた両足へ手を伸ばした。
足首を内側へ大きく曲げさせ、親指をしっかりと掴む。すでに乳首に巻いてある糸の端を、そのまま彼女の足の親指に結びつけていった。左右それぞれ、乳首と親指が一本の糸で繋がれる形だ。
結び終えると、私は一歩下がってその体勢を眺めた。
美樹が足首を大きく曲げていれば糸の張りは緩む。だが、少しでも力が抜けて足首が伸びれば、自分の足の動きで乳首を強く引っ張ることになる。手足を自由に動かせない高手後手とM字開脚の拘束の中で、彼女は常に足首に力を入れ続けなければ、自分で自分の乳首を責める羽目になるのだ。
「どうだ? 自分で調整できるぞ」
低く笑いながら言うと、美樹の表情が一瞬で強張った。試しに足首の力をわずかに抜いてみると、糸がぴんと張り、乳首が下方向へ強く引っ張られる。
「んぁあっ……! や、やめて……これ……っ」
慌てて足首を曲げ直し、糸の張りを緩めようとするが、長くその姿勢を維持するのは簡単ではない。太ももやふくらはぎに徐々に疲労が溜まっていくのが、彼女の表情から見て取れた。
私は腕を組み、その様子を楽しむように見つめた。
少し力が抜けた瞬間に糸が引き絞られ、乳首が変形する。美樹が慌てて足首を曲げ直すたびに、甘い声と痛苦の声が混じって漏れる。自分の意志で緩めたり締めたりできるのに、結局は自分で自分を責め続けなければならない状況。
「疲れたら力を抜けばいい。ただし、そのたびに乳首が引っ張られるがな」
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