あの日以来、ふたりの日常は、何事もなく1ヶ月が経とうとしていた。
会社からの帰宅時には電車で麻希の姿を探すが、当然のごとく見かけることはなかった。
自分とは違う帰りの電車で再び痴漢に遭っているのではないかと、確認する様に夜中に洗濯機を漁り続けたが、麻希の下着はあの日のような汚れはなかった。
あの日のような麻希の姿をもう一度見たい…そんな想いは膨れ上がるばかりで、仕事中にも気が付くとそんな事ばかり考えてしまう…今までではあり得なかったミスも多くなり上司からの叱責もふえた。
このままではダメだ…そう思い、麻希に膨れ上がった気持ちを正直に話そうとするが、なかなか決心がつかない…もし正直に話したとして麻希は一体どんな反応を見せるのか…軽蔑される?それとも嫌われる?そんなことを考えると足踏みしてしまう自分がいた。
そんなある日の夜、ベットに入り寝ようとした時、麻希のひうから「最近、様子がおかしいけど…?」と声をかけられた。
麻希は、私の様子がおかしい事に気づいていたようだ…
※元投稿はこちら >>