【番外編】
平山徹 当時42歳。
会社を起業したがすぐに軌道には乗らなかった。
自宅でデザインを考え企業にプレゼンする。
それが主な仕事だった。
「ふぅ…疲れた…少し息抜きでもするか…」
俺は自宅近くの行きつけのバーに足を運んだ。
マスターとは少し話す程の仲になっていた。
「お疲れのようですね…」
マスターが優しく声を掛けてくる。
「少し行き詰ってて…」
カウンターで酒を飲んでいると『カラン…』とドアが開く音がした。
何となく振り返ると1人の女性が既に千鳥足で店内に入って来た。
(酔っ払いか…)
俺は気にせずグラスを口に運んでいると酔っ払いの女がわざわざ隣に座ってきた。
「マスター…この人と同じの…」
そう口にする女。
(なんでわざわざ隣に来るんだ…)
チラッと見るとかなり若く見えた。
女の前に俺と同じ物が置かれるとそれを一気に飲み干した。
(ば、バカな…それは…)
アルコール度数40を超える強い酒を一気に飲み干した。
予想通りテーブルに突っ伏している。
「おい…君…大丈夫かい?」
身体を揺すると少し身体を起こし話し始めた。
どうやら彼氏に振られたそうでやけ酒をしていたらしい。
酔い潰れた彼女を放って帰るわけにもいかず「君…タクシーで送るよ。もう帰ろう…」
俺は彼女を抱き抱えて「マスター…また来るよ」と店を出てタクシーに乗り込んだ。
「君…住所は…?」
その問いに「わかんない…お兄さんとこ…」と酔っ払って住所を言わない。
仕方なく俺は運転手に自宅の住所を伝えて自宅に連れて帰った。
おんぶで運びベッドに寝かせる。
「まったく…子どもだな…」
下心など微塵もなかった。
ところが…彼女はいきなり服を脱ぎ始めた。
「暑い…お兄さん…抱いて…」
裸のまま抱きつかれ振り向くと唇が重なった。
久し振りの女性の肌…
俺も服を脱ぎ彼女を抱いた。
お互いの欲望を満たすように夜中まで…
翌朝、隣で裸の女が寝ている。
「そうだ…酔った勢いで…何をなってるんだ俺は…」
頭を抱えていると彼女も目を覚まし「ここは?」と、自分の状況が飲み込めていない。
昨日の経緯を話すと「じゃあお兄さん…責任取ってよ…」
何とも強引でわがままな女。
それが早苗との出会いだった。
その数年後…早苗と真波は知り合い、いつの日かスワッピングの世界に足を踏み入れる事になる。
【本レスの前に…これはさっきの真波さんからのレスが来る前に書き出していたものです。
早苗さんが酔った勢いで徹と真波の行為を知ろうとする。
からヒントを得て2人の出会いも酒から始まった。みたいな話しにしました。
本レスはまた改めて書きますね】
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