「どうやらこの絵を気に入っていただけたのかしら? それとも……」
私は、愛華さんの言葉にびくりと肩を震わせた。
その先を、わざと続けずに優しく微笑まれる。
心の奥底まで見透かされているような視線に、胸が締め付けられる。
頰が一瞬で熱くなり、耳の先まで赤くなっているのが自分でもわかった。
「……っ」
声が出ない。
ただ、絵の前に立っていた足が、まるで根が生えたように動かなくなっていた。
愛華さんが続ける。
「こういう絵を受け入れてくれる方ってなかなかいらっしゃらなくて。しかも女性ならなおさら。でも、貴女はこうして毎日のようにいらしてくださって……凄く嬉しいです。」
閉館時間が近づき、ギャラリーに残っているのは、私だけになっていた。
静まり返った空間に、愛華さんの穏やかな声だけが優しく響く。
「よろしければ、私のアトリエがこの近くにあるんですよ。絵についても、貴女についてもお話しがしたくて。ご迷惑でなければ、いかがですか?」
「あっ、ごめんなさい。私は白石愛華です。この絵を出展している主催者です。」
「……えっ、あ……」
心臓が激しく鳴っている。
こんなに近くで、こんなに優しく声をかけられたことなんてない。
「……井上未央、です。
29歳で、普通の会社員をしています……」
声が少し掠れていた。
私は深呼吸をして、ようやく顔を上げて愛華さんの目を見た。
「何回も来てしまって……ごめんなさい。
でも、展示されてる絵が、どうしても気になって……
あの、縄に縛られた女性の表情とか……すごく、美しくて……」
言葉を詰まらせながらも、素直に気持ちを伝える。
「アトリエ……お邪魔しても、いいですか?
お話し、、したいです」
そう言って、私は小さく頷いた。
【NGは特にないです。好みは、縄で拘束されたまま、攻められたいです。ピアスやアナルも好きです。貞操帯も憧れです】
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