街の中を腕を組んで歩く歳の差があるように見えるカップルを、周りにどう見えているのかなど、
お構いなしに、腕を組んだり手を引っ張りながら楽しげに過ごす真緒。
真緒の見たこともない表情を見ることが出来ただけで、幸せだった。
ペアで揃えたいなら、身に付けるものでルームウェアとか、スニーカーは?
今度、出かけるときにはお揃いだよ?
それよりも、二人の時間を刻んでいくのを記念してペアウォッチなんか、どう?
お揃いでというところまでは妥協したが、さすがに家族の目に留まりそうなアクセサリー系はまずいんじゃないかと思ったが、
真緒の欲しいものは、ペアリング、指輪だった。
ダメ?と言って、私を見るその目がずるい。
そういう表情に男が一番弱い事に、真緒は気づいているのか、いないのか。
気づいてしてるとしたら意外にしたたかな女性かもしれないし、
気づかずにしているなら、末恐ろしいと思う。
真緒と一緒にいるときは、比奈の話題はしなようにしているが、今どきの高校生は、皆こんな表情をするのだろうか?
会話がない、我が家では想像のしようもない。
『わかったよ、その指輪を買おう。』
と真緒の嬉しそうな表情を見ながら、
『でも、家族にバレないように、どうすればいいのか一緒に考えて。』と今後の二人の宿題にした。
ペアリングを包んでもらい、ありがとうと私に言って腕を組んで店を出る。
お店の人に、どんな風に映ったのか、少し気になったのは私だけか。
軽く食事をして、少し早いけど送っていくよと真緒に言うと、
突然、怖い顔をする。
お母さんが夜勤なのは知っているけど、早めに家にかえった方がいいんじゃないか、
社会人の常識として思うのだが、真緒には違ったようだった。
【ペアリング、家族にバレないようにするにはどうしたらいいのか、考えてください。
私の案は、二つとも真緒が持っていることで、デートの時に持ってくる事です。
さて、いよいよですが、ホテルに誘うのは、真緒?
それによっても、経験値がわかりそうです。 笑】
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