服屋に入ってみたり、コスメショップに入ってみたり。目に付いたワンピースを体に当てて、「どう?」と聞いてみた。
案の定、かわいいよ、と月並みの言葉が返ってきた。龍太郎は純粋にそう思ってくれてはいるんだろうけど、もう少し具体的に言ってほしいところ。とは言え年の離れた男性に求めるものでもないかと陳列に戻した。
父と買い物に言っても、こんな感じなのかなとふと思った。
移動の隙間には腕を組んだり、手を繋いだり。いっぱい龍太郎に触れられて、たくさん話せて、デートもできて・・プレゼントをしてくれるのも嬉しいけど、この時間が何より嬉しかった。
「龍太郎さん、楽しいね。連れてきてくれてありがとう。」
プレゼントを買う気で来てくれていた龍太郎からすると、まだ何も買っていないのに何をと目を丸くするかもしれない。それでも伝えておきたかった。
最初の方に提案された、アクセサリーを見ようとショップに入る。
その中で、小さなストーンがいくつか付いたシルバーの指輪・・・シンプルなデザインのそれに、何故か目が留まり立ち止まる。
「龍太郎さん・・これ、可愛くない?」
ガラスケース越しに指を差し、隣に立つ龍太郎を見上げる。しかし、レディースの指輪の横には明らかにペアであろうメンズの指輪も飾られていた。ペアリングを欲しいと言っているのだとすぐわかるだろう。
「・・・やっぱり、こういうのはだめ?」
龍太郎の表情を、反応を、うかがうような視線を向ける。
【下着売場にも連れて行こうかと思いましたが、雰囲気崩れるかなと思って自重しました。
スキがあれば下着売場に連れて行って居心地悪くさせてあげますね。笑
あと申し訳ないのですが、さっき知らぬ間にウトウトしていたようなので、こちらでおやすみなさいをさせてください。
今日もありがとうございました。おやすみなさい。】
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