クローゼットに向かい、下着を探す。アウトレットで買った下着は廊下に置きっ放しになっているのだろう、いきなりあのように犯されたのだから致し方ない。
先程の痴態が頭を過ぎり、あまりの情報過多に溜息をつく。こんな自分のことを知りたくなかった。
博昭に後ろから抱き締められる。まだ満足できないという。この男は昨日からずっと自分に欲望をぶつけ続けているはずなのに、そんなことをのたまう。バスタオル1枚で抱き締め合う、こんな距離感を許したつもりはない。
「離れてよっ、あたしはもう要らない!でてって!」
体に回された博昭の腕を弾いて逃れると、くるりと振り向いてクローゼットを背に向き合う。昨晩から見慣れてしまった博昭の体が視界に入る。顔を見上げてキッと睨み付ける。
そんな天音の抵抗も猫のそれに近いのだろうか。何でもないように押さえつけるとそのまま首に何かをつけられた。
「なにっこれっ・・いやっ、あたしはアンタのじゃないっ」
天音からは見えないが、赤い皮の首輪だと教えられて目を見開く。ガチャガチャと音を立てて外そうと試みるが、貞操帯と同じく外すのには鍵が必要なようで意味をなさない。
貞操帯も嫌だったが、あれは視覚的に隠すこともできたしそうそうと人に見られる部分でもないため、まだ受け流すことができた。今回の首輪はそうはいかず、何より首輪の意味くらいは何となく理解ができるようでひどく嫌がった。
【おはようございます。】
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