「えっ」
鍵を目の前に取り出され、明らかに困惑した表情を見せる天音。早く受け取りなさい、と言いたげな博昭の表情に押されて受け取った。
昨日のあの強引で、力尽くで自分のものにした、初めてを奪った博昭と、天音を信じてか鍵を寄越してくる博昭が天音の中で一致せず、しばらく動けずにいると、早く行きなさいと急かされる。
心変わりする前にと肩に掛けた小さなショルダーバッグに鍵をしまうと、トイレへ小走りで向かって行く。
このままでもトイレはできるのかもしれないが、気持ちが悪いのでショーツを下ろし貞操帯を外す。立ったまま下腹部に力を入れると、ゆっくりとローターが下りてきて、それを受け止めた。まるで卵を産んだみたい、なんて思ってしまう。
排泄を済ませた後、動きが止まる。
またあそこにローターを入れる?自分で?素直に入れなくても・・貞操帯も同様だ。ただ、バレたらどうなるのか想像すると明らかだった。酷い目に合わされるのは火を見るより明らかだ。入れない選択肢はとれない。
「ンッ」
ゆっくりと、ローターを中に入れる。朝に博昭に挿れられたときより何故か大きく感じて、小さく声が漏れた。貞操帯も苦戦しながら装着し直し鍵をかけた。
いつものトイレより時間がかかった。待たせてしまって不機嫌になられても嫌だ。小走りで博昭のもとに戻る。
「っひあ」
到着したところで、さっき自分で挿入したローターが震えて小さく声が漏れふらついた。すぐに切られたから確認したかっただけなのだろうとわかった。
「スイッチ入れないで・・それも・・つけてる・・外してもよかったの?」
貞操帯はどうしたのかと聞かれ、小さな声で不服そうに答える。そして、何も意識していないのだろう、求められるまで持っておけばよいのに鍵を差し出した。態度に似合わず素直に応じてしまうところが「自分色に染めたい」と思わせる所以なのかもしれない。
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