>今夜は飲み会です<
真緒にLINEを入れて、飲み会に参加する。
先生方の交流という意味合いもあるのだろうと思って、参加はするものの
思っていた通りの内容なので、早々に引き上げて帰ることにした。
アパートに帰ると、真緒が来ていた。
ここ数日、あのランチの件を真緒に目撃されて以来、真緒の様子がおかしい。
明らかに表情が固い。
やっぱり、気にしているのだろうと思うが、何にもないし、心が揺れ動くことなどないんだよと、わかってもらっているはずだと私は思ってる。
お帰りという真緒に
『うん、ただいま、楽しいわけないよ、付き合いです。
来てるなら連絡くれれば飛んで帰ってきたのに。
真奈美さんは、今夜、夜勤だったの?
うん、ちょっとだけね、後はウーロン茶をのんでました。』
ジャケットを脱ぎ、ネクタイを緩めて、布団の上で座ってる真緒を後ろから抱きしめた。
『この数日、真緒に触れてもらえていないから、真緒の匂いが薄れて茶髪のイケイケ女にからかわれている、と思う。
だから、今夜は、真緒の匂いをいっぱいつけられるように、ずっと、くっついてるから。』
どういうこと?
『動物は、本能的に敵か、味方か察するだろう?
男も、女も、相手がいない異性に行こうとすると思うんだよね。
だから、あぁこの人にはそういう大事な女性がいるんだから、私が追い回してもからかっても無駄な事なんだと思わせたいわけ?
わかる?』
それは、あまりにも竜太郎自身、勘違いし過ぎてないか?
龍太郎本人は、そのあたりに掃いて捨てるほどいる中年おじさんだと自覚してる。
でも、実際に、真緒という彼女がいる。
蓼食う虫も好き好きと言うではないか、
それに、彼氏、彼女がいてもアタックしてくる奴は、アタックしてくるしつこい奴は五万といる。
そもそも、なんで龍太郎にしつこいのかが、わからない。
もしかして、学校でも目立っている真緒をみていて、龍太郎の存在に気付いたのか?
色々、考えるが答えは見つからない。
それで、真緒の匂いが足らないから?そんな訳ないと思うけど。
『だから、もっともっと真緒の匂いを擦りつけて、保存して上書きしてもっともっと、真緒の匂いを付ける。
私の身体から、真緒の匂いが漂う様に。』
どんな匂い?
『虫コナーズで他の虫が寄ってこないような強烈な匂い。笑』
ペシッ!
『清楚で凛としたそよ風のような優しさが溢れ心が温まる匂いで、その匂いに包まれてると安心する、そして時々、その匂いが強くなると私が元気になってしまうちょっとエッチな匂い。笑
どう、それで?今夜のスケジュールは?』
【こんにちは。
健気な真緒に感動しています。
おじさん、心を鷲掴みにされて離れられません。笑
最近、あっちこちで地震が多発しています。
どうぞ、お気を付けください。】
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