一緒なのは嬉しいけど、二人でいられないのが寂しい、くっつけないのも寂しい・・・・。
真緒の言いたいことはわかるけど、現実的には無理な話だ。
真緒自身、自分で言ってる事が、無理なことはわかっているはずだ。
それでも、そう言いたくなるほど、自分の気持ちの持って行きようがないのだろう。
『私は、真緒の人生というパズルの一つのピースでいたい。
百ピースあるパズルなのか、千ピースあるパズルが真緒の人生なのかは、わからないけど。
真緒とずっと一緒には居られないけど、
一緒に居られるだけで幸せだから。
出来るだけ、一緒に居られる時間を作って真緒をこうやって抱きしめていたい。
質問の答えになってないけど、今は、真緒との時間が私にとっては一番大事な時間だね。
だから真緒が充電して欲しいときは、いつでも真緒の近くに居るよ。
その時間が私にとっての最高の時間だから。』
結婚してるのに、言ってることが綺麗ごと過ぎてズルいと思う。
自分勝手すぎる、と言われたら言い返すことは出来ない。
こんな私の気持ちを真緒はわかってくれるだろうか。
もっと違う時代に生まれる時間が一緒だったら、と思う反面、生れ落ちる時間が違ったからこそ、
こうやって出会えた側面はあるはずで、真緒と出会えた奇跡に感謝したい。
そして、出来るだけ永く、さわやかな春も、陽射しが強い夏も、美しい秋も、白い冬も、幾度となく真緒と過ごしていきたい。
と思ってるよ、と心で語りかけながら、上手に言葉にできない自分の語彙力の低さを恨みながら、
真緒の後れ毛を指で梳くった。
『私も街中、手を繋いで、腕を組んで歩きたいんだヨ。』
だから、わかって。
そういう願いを込めて真緒にキスをした。
『・・・で、山本君には、ちゃんと言った?私の事?
いや、真緒には彼氏がいるんだからって。
はっきり言わないと、期待もたせちゃかわいそうだよ。
あの正確なら、真緒に振られたら、次の日には違う女の子を探しているかもしれないし、
大丈夫だよ、面倒見もいいから後輩にも好かれそう。』
【甘い時間は、そう長く続かないのであります。
真緒には、当面、山本暁斗という問題が控えているので。笑】
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