新しい視点は持ちつつも伝統を重んじてもよいのでは、という龍太郎から意見が出たことで、議論は収束した。
何やら警察に計画などを提出するらしい。静かに会議を眺めていた真緒に白羽の矢が立つ。もちろん、狙ってのことなのはわかっていた。
「はい、わかりました。」
真緒も忙しいだろうから、俺も手伝う・・と手を挙げる暁斗は、善意なのか下心なのか。暁斗はまだ異なる役割を既に請け負っていることもあり、教師陣に辞退するように促される。「藤島先生と佐々木に任せておきなさい」と。
「先生、この後少しだけ、これからどうやって進めていくかお話うかがってもいいですか?」
テストに部活に委員会、これから多忙になる。警察署との手続きなど経験がないため、純粋にスケジュールの確認をしたかったのもあるが、それだけではない。少しだけ2人で喋りたかっただけ。学校だから触れ合うことはしない。龍太郎に怒られてしまうし。
これから頑張りましょう、とお決まりの形で会議は解散となった。
ぞろぞろと教室から出ていく生徒たち。暁斗が自然と真緒を待つ素振りを見せるが、「打ち合わせして帰るから、先帰ってて」と先手で声をかけた。
「藤島先生、私、こういうのしたことないので色々教えてください。」
教室前方に立っていた龍太郎に歩み寄る。
誰に見られているか、誰に聞かれているかわからない。声をかけたけれど、暁斗が待っているかもしれない。言葉や動作は自然に。
でも、龍太郎を見つめる視線は教師と生徒の関係ではないものだったかも。もっと話したい、もっと一緒にいたい、と訴えるものだった。
【おはようございます。お察しの通り寝落ちしていました。ごめんなさい。
確かに、2人でいても怪しまれない役割を作ってしまえばいいですね。
準備期間も楽しむか、イベントまで飛ばしてしまうか迷っています。役割あるなら準備期間も楽しめそうですが。】
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