実行委員が決まる過程を後ろで眺める龍太郎をちらりと見やる。龍太郎個人は気に入らないだろうが、副担任としての龍太郎は何も言えないのはわかっていた。顔を見たかっただけ。
LHRの終わりに、龍太郎が実行委員に加わることとなった。龍太郎と同じく、真緒も喜ぶ。これで先生と生徒の関係であっても、一緒にいられる時間が増えるかも、と。
これから暁斗とは改めて一緒にいる時間が増えることになる。そう思うと、今真実を伝えて気まずい関係になることは気が重く、できなかった。「返事遅れてごめんね、週末は予定があるから行けない」と当たり障りのない返事を送ってしまった。
龍太郎が知ったら怒るかな、と少し憂鬱になってしまった。聞かれるまでは黙っておこう、と思ってしまう。
後日、顔合わせを兼ねて、実行委員の招集があった。暁斗に声をかけられ、放課後に会議のある教室に連れ立って向かう。教室に入ると既に龍太郎の姿があった。目が合って、ぺこりと頭を下げる。優等生の真緒の姿だった。
「今年はこのメンバーで・・・」
導入として、歩く会の担当となった教師が教壇に立ち、説明に当たる。2日間かけて長距離を歩くことは変わらないけれど、今年はこれまでより距離を大幅に短くして休息時間を長めに取るようだ。夜間の休息時間の中でオリエンテーションも挟むとのこと。
今時らしく生徒たちの安全を重視することになったようで、真緒は内心喜んだ。それは暁斗も同じようだった。
「夜に時間ができるから、なんかできるってことですよね?企画とか。」
率先して手を挙げ、質問する。暁斗や真緒以外の生徒からも好印象の声が上がった。
【調べて、80kmに怖気づいてしまいました。笑
自由時間増やした方が色々楽しめるかしら?と思い、変更していますので、もし考えがありましたら戻してくださいね。
歩く会は夜はどうしてるのかな〜と思っていたので、もし龍太郎さんの中にイメージありましたら教えてください。】
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