いつの間にか、眠っていた。
真緒を抱きながら寝ていたはずだけど、いい匂いが漂ってくる。
むっくりと起き上がると、
『ごはん、食べる?』と私に気づいた真緒が顔を寄せてキスをしてくる。
ぼッーとした頭でいると、
『まずは、顔を洗ってきて。』と私を洗面所に追い立てる。
洗面所に行きながら、てきぱきと動く真緒を見ると
ロンTに前掛けをした格好だった。
下からのぞくと、見えそうだなと思いながら歯を磨いて顔を洗って戻ると、
布団がたたんで端っこに置かれ、飯台の上に卵焼きと熱々の湯気がたったご飯がよそってあった。
『今、味噌汁を温めるから、先に食べていて。』と真緒が声をかける。
私は、真緒が味噌汁をよそってくる間、驚きと感激で真緒の動きをずっと目で追っていた。
『すごいね、真緒は、これでいつでも・・・・いや、頂きます。』
(いつでもお嫁に行けるという事は、私の傍からいなくなることであり、いまのこの幸せな時間が永遠に来なくなることだ。
真緒の幸せを望まない私は、狡くて卑怯なのだろうか。)
私を見つめて微笑む真緒には、何の屈託もなく他の人がみたら、新婚家庭のよくある風景だと思うか。
それとも、やっぱり親子にしか見えないか。
そんな事を考えながら、食事をしてると真緒が、『ご馳走様でした。』と言って、隅っこで着替えを始めた。
私より先にアパートを出るようで、着替えが終わると制服姿の、ちょっと大人びたいつもの真緒になっていいた。
『気を付けて、行ってらっしゃい。
LINE入れておくから。』
いってきま~すと、真緒が元気に飛び出していった。
朝から、ちょっとした新婚家庭の雰囲気に心が温まり真緒に感謝した。
やっぱり、真緒と一緒に食器や器などは買い揃えたいと強く思った。
そうすれば、もっと真緒がアパートに来てくれる回数が増える気がした。
さあ、私も着替えて学校に行こう。
【新婚家庭ごっこ、うれしかったです。笑
学校での行事の導入、考えてみます。】
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