すれ違う後輩たちが頭を下げる。
「去年の文化祭で・・弓道部なのでパフォーマンスをしたんですけど、そこからこうやってもらえることが増えました。」
去年の3年生がたくさんお客さんを呼んでくれてて、結構評判が良かったみたいです、と付け加える。よくある、5人ほどで的を射ていくものだ。お陰で新入部員も増えた。
2人が顔を合わせるときは、真緒はよく甘える。恋人としての役割だけでなく、年齢差から父のような温かみも求めてしまう。だから龍太郎にとって、「先輩として頼られる」立場の真緒は、最初の頃の印象に近いだろう。
おおよそ校舎内を回って、グラウンド・・先程3階から見下ろしていたところだ。広大なグラウンドはこの高校の特徴だった。様々な部活が同時に活動できる。
「真緒、おつかれー。藤島先生もこんちはー。真緒、先生の案内ひとりに任せちゃってごめんな。俺も部活なければできたんだけど。」
2人に声をかけてくる男子生徒・・先程の階下にいた暁斗だった。自然と真緒を下の名前で呼ぶ。今時の爽やかな風体をしている。
「山本くん・・お疲れ様。大丈夫、私は今日部活ないから。もう終わると思うし。」
真緒も自然な雰囲気で応える。傍から見れば「お似合いの2人」と言えるのかもしれない。
「そうなんだ、帰り気をつけてな。タイミング合ったら一緒に帰るの誘おうと思ったんだけど・・あ、先生すんません。じゃあ、戻りまーす。」
休憩が終わるのか、2人で会話をしていたことに気付き龍太郎に軽く謝罪して、暁斗は去っていった。
【おはようございます。
また寝落ちしてしまいました。ベッドでスマホを触ってると、やっぱりよくないですね・・申し訳ありません。
さっそく弓道部感ともう一人出してみました。
弓道に関しては私もよくわかりませんので、雰囲気でお願いします。】
※元投稿はこちら >>