例え桜木さんの手のひらで踊らされていようが、もう関係なかった。
少し前に「桜木さんは素敵です…」と自分で言ったことを思い出していた。
その言葉は媚薬のせいではない…紛れもなく自分の本心から出た言葉だった。
女性の扱いに慣れていて、且つ高圧的な態度を取らない。
仮に媚薬を盛られていなくても今の状況になっていたような気がする。
それほど桜木さんは男性としての魅力を秘めていた。
ただ、それを加速させたのは媚薬であり、隣で眠る主人の存在。
媚薬が身体を敏感にし、主人の存在が精神的な背徳感や罪悪感を促す。
いわゆる調味料のようなもの…
あってもなくてもこの状況は必然だった。
媚薬や主人はそれを手助けしただけに過ぎない。
重要なのは私の知らない性の世界をこの人なら…という期待だけ。
それに応えるように耳を舌で愛撫される…
痺れるような感覚…
やらしい水音…
主人にされた事のない責めを早速披露してくれる。
「アッ…アンッ…」
桜木さんの舌の感触を堪能するように目を瞑り集中する。
甘い声が演技する余裕もなく漏れてしまう。
それをすぐさま指摘される。
私の声で主人が起きたら終わり…
そう、主人にバレる訳にはいかない。
主人が起きれば終わってしまう。
でも…気持ちよくて声が出てしまう…
声を出さないようにする為には…
桜木さんとキスを…
キス…それは特別な男女の交わり。
性交渉の中でも特別な行為。
桜木さんもその事は熟知している。
主人が私の喘ぎ声で起きないようにするのが目的ではなく、私の意思でお互いの唾液を交換する行為をさせるのが目的だと思えた。
それは同意の上でお互いの性器が繋がるよりもハードルが高い。
ましてや媚薬に侵された私を押し倒して繋がる事は容易い事だ。
(どうしよう…流石に…キスは…でも…主人が起きたら…)
これから起こり得る事を想像するととても声を我慢出来る自信は無い。
そんな迷う私を見兼ねてか桜木さんは軽々私を持ち上げ足の上に乗せてきた。
「ヒャッ…」と短い悲鳴を上げて大人しく乗る。と、ちょうどお互いの股間が擦れ合う。
(桜木さんの…硬くなってる…私で興奮してくれてる…)
布越しでも伝わる硬さ…
「桜木…さん…アンッ…主人を起こさない為には…アンッ…こうするしか…だから…アンッ…」
チラッと一瞬主人を見て謝罪の目を向けたあと…
私は自分から桜木さんの唇に近づけ重ねた。
すぐにお互いの口が開き舌を絡めた。
頭が蕩けそうな濃厚な舌使い…
擦れ合う股間…
先ほどトイレで拭ったのが無意味のように新たな愛液が溢れ出していた。
【おはようございます。
今さら…というか今だから…というべきか。ですが、桜木さんの好きなプレイとか性癖を教えて下さい。
私に気を使わなくて構いませんので本心で言って下さい】
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