古川をの腕を後ろにねじり上げ首元にナイフをあてがい美里の居るリビングへと…
突然現れた見知らぬ男に顔を向けた美里の表面が恐怖に強張る。
一体何が起こったのか理解できていないようだ。
「大きな声を出すんじゃあねぇぞ…そこでじっとしてろ。声を上げたり逃げたしたりしたら…旦那がどうなるか…分かるよな…?」
怒鳴り散らすでもなく静かな言い方だったが、それがより美里の恐怖をあおったのか、震えながら何度も頷く美里…
予定通りに古川を椅子に座らせ、腕を背もたれに後ろ手に、両足を椅子の脚へと持っていたバックから縄を取り出し縛りつける。
脅しが効いたのか、美里は固まったままだ。
「突然、押しかけて悪かったな…ヤバい事に巻き込まれて組から追われてるんだ…しばらくここで身を隠させてもらうぜ…」
古川を椅子に縛りつけ、その隣に腰を下ろし副島は口を開いた。
組から追われる暴力団員…そんな設定だ。
演技であるためナイフも模造品だったが、美里は信じたようだった。
「朝飯の最中だったのか…昨日の昼から何も食ってねぇんだ…ちょうどいい…」
副島は、ふたりの食べかけの朝食に手をつけ、食べ終わるとタバコに火をつけ煙を吐いた。
「ようやく落ち着いたぜ…ところで…あんたたち新婚さんか?」
副島は、震えながら小さくなっている美里に話しかけるが、返事をするどころではないようだ。
「おいおい…ひとが話しかけてるってのに無視かよ?ジッと何もしないで隠れてるのも退屈だろ?」
副島は、そう言うとナイフて古川の頬をピタピタと叩いた。
「あんた…名前は?歳は?」
よろしくお願いします。
あまり頻繁にはレスできないと思うので、気長にお付き合いしてもらえればと…
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