『もっと一緒に飲んでいたいな』と思う気持ちを汲んでくれた今森さんがサングリアを頼んでくれて、すぐに運ばれてきました。
さっきまで飲んでいた氷で薄まったものではなく、しっかりと感じられる味とアルコールにもっとふわふわが加速するような。
「今森さんこそ、年上ってうかがってますけど…優しくてモテそうですね。」
冗談だと思いつつも嬉しくてクスクスと笑います。薄手のニットはあかねの体のラインを拾っていて、細身ながらも大きな胸が周りからも分かる形に。
またスマホに目を落とすと、律がお泊まりをしてくることを伝えた旦那から返信が。
『今日は早めに終わらせて飲みに行くから遅くなる。泊まるかも。』とのこと。
「ねえ、今森さん…祐介、飲みに行って帰ってこないんですって。いいなあ、私がどんな気持ちで待ってるか知らないんだから…。」
すっかり酔いが回っているのか、少し舌足らずな口調でそういうあかね。少し口をとがらせて、むくれています。
その言葉ははたから聞いていると誘っているような言葉にも聞こえますが、あかねはそのつもりは特になくて、ただ素直に寂しさを吐露しているだけなんですが。
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