新社会人として希望にもえて会社に行くと、リクルートスーツ姿の若い子たちが次々に受付を済ませて大きな会場に案内されています。でもゆかりだけは受付で地下に行くように言われて…「え? ゆかりだけ違うの? なんか…健康診断の結果がとか言ってたけど」不思議に思いながら地下に降りるとエレベータの前には連絡がいったのか、制服姿のスタッフが立っていて奥の方に案内されます。医務室に行くのかと思っていたら部屋の扉が開くと狭い会議室、そこに数人の白衣を着たお医者さん? それからスタッフさんが立っていて…でも、なんか新入社員を暖かく迎えるとか、そういう雰囲気じゃぜんぜん無くてみんな無言で冷たい目でゆかりを見つめています。
「あ、あの…篠原ゆかりと申します。よろしくお願いいたします」丁寧にお辞儀をしますが、無言のまま椅子に座りなさいとも言われないので、そのまま立っていると白衣の男性から信じられないような言葉が…「えっ! えっ! う、ウソでしょ?」家畜の事は知っていましたけど、それって生まれた時から分かっていて、そう言う子は直ぐに家畜養成場に送られる…そう思っていたのに、いま? 此処で? もう二十歳になったのに? 「あ、あの…何かの間違いではないですか?」「そ、そんな事って…」ゆかりは焦りまくって訴えますが、検査に間違いはないと宣告され身体の力が抜け、その場に座り込んでしまいます。時々街中でも見かける家畜たち…全裸にされ恥部を隠すことも禁じられた身体を晒して恥ずかしい仕打ちを受けています。家畜を集めた動物園に行くと、そのなかで様々な展示やショー、そして調教が行われて…ゆかりも高校生の時に行ったこと有りますが、家畜なんてそういう生き物なんだと思っていたからなんの不思議もなく見ていました。
でも、いま自分がそのような立場になるなんて!! 身体を抱くようにしながら震えています。
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