「いっ…!」
首筋に小さな痛みが走り、自身に向けられた刃が本物であると自覚させられる。
同時に、殺されるかもしれないという恐怖に体が凍り付く。
「はっ…はっ…い、いやっ…」
心が冷たくなっていく感覚に支配され、呼吸が浅くなる。
一方、相手は冷酷な手段で私の抵抗する気力をくじきながら、胸を堪能するように揉み始める。
どうやら、松倉さんは私の身体が目当ての様子…。
『傷物』という表現から、私を性の対象として値踏みしていることが見て取れた。
松倉さんの手は大きく、胸をしっかりと覆われて振りほどくこともできなかった。
身をよじって抵抗するもほとんど意味がなく、無骨な指がブラウスの上から探るように蠢く。そして、器用に乳首を探り当て、的確に刺激してくる。
「んっ…やめて…ください…っ」
ブラカップ越しにふいに乳首を刺激され、思わず声が漏れそうになる。
およそ女性受けするとは言い難い年齢相応にたるんだ体からは、想像できないほど慣れた手つきのように思われた。
しかし、嫌悪感でいっぱいなのに相手を喜ばせるわけにはいかず、声を漏らさないよう我慢していた。
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