玲華がこの部署に配属されてから直ぐに頭角を現していた
早々に売春ネットワークの摘発、それに紐づいた人身売買組織の検挙や薬物取引の撲滅
可愛らしい外見とは裏腹に度胸も有り、率先して潜入捜査や囮捜査に赴くため上層部からのウケも良い
おかげで上司である俺の立場は霞んでしい、周りからは勤続年数が長いだけだと揶揄されて居心地も悪かった
ルックスも良く独り身を案じて声を掛けてやったのだが軽くあしらわれてしまい、それも彼女に対する妬みを増長させてゆく
玲華を貶めてやりたい…そんな思いを募らせていた時、再び人身売買組織の情報が流れ込んでくる
家出少女、いわゆる(立ちんぼ)をターゲットとした組織の様だ…これは使える!
俺は下調べと称してこの組織にコンタクトを取るとこちらの捜査内容と引き換えに玲華を襲うよう依頼した…
捜査は少数精鋭、玲華は容姿や実績から囮役に決まる
少し辱めてやるつもりで地雷系ファッションをチョイスしてやった
流石に28歳にもなってこんなフリフリの衣服など着たくは無いだろう…屈辱に顔を歪ませ抗議してくると思っていたのだがすんなりと受け入れ、おまけに着こなしてもみせてくる
内心、面白くはないが捜査官としての気概はスゴイと感じた
「今回は立ちんぼとして囮になってもらうが、我々も直ぐには駆けつけれないかもしれない。仮に犯人とそおゆう状況になったとしても一人では動かず応援を待って欲しい」
「非常に危険を伴うのだが万が一の為にこれを渡しておく」
そう言って差し出したのは二つの錠剤
一つはよく市販されているアフターピル、もう一つは技術班が開発した錠剤だった
「ピルについては説明は不要だな?もう一つは性的な感覚を鈍らせる物。簡単に言えば人為的に“不感症”になる薬だ」
快感に呑まれて危険な状況にならない様にと説明を続けるが、この薬には複数の欠点があった
一つは不感症になるのではなく、快感を蓄積させる作用…薬の効果が切れる時、一気に快感が身体に押し寄せる
そしてもう一つは、ピルとの飲み合わせが悪い事
錠剤を服用後にピルを飲むとそれまでの記憶が失われてしまうとゆうものだった
俺はそれを隠して説明を終えると
「ピルはお守りみたいなものだ。無いと思うが万が一不手際で間に合わなかったときに飲んでくれ」
そう言って薬を手渡し、夜の繁華街へと玲華を送った
ノダ シゲル
これといった功績を上げるでもなく年功序列で上司となった34歳
うだつも上がらず配属直後の玲華に言い寄ったこともあるが、その時に軽くあしらわれそれを未だに逆恨みしている
おはようございます
こんな感じでよろしくお願いします
※元投稿はこちら >>