「ふふ…ははは…、最高…最高じゃないか…。」
薄い壁で仕切られた程度の老朽化したアパート、
そんな空間で、こんな高笑いを上げていれば隣の部屋には聞こえそうなもの。
しかし、問題ない。
男がその光景を確認したのはリアルタイム、ではなく、あらゆる覗き穴から盗撮した動画だったから。
女と出会った当初こそ、リアルタイムに覗き見る興奮が先走っていたが、今となってはこうして後々のタイミングで録画内容を確認することを楽しめるほどに余裕も生まれていた。
「そうかい…。
盗まれた下着が返ってきて…、その反応になっちゃうのかい…。
普通、なら…、怖くて触りたくもない気持ちになってもおかしくないんだけどな…。
くくっ、その部屋、に来る女ってのはこうもイっちゃってる思考回路なのが多いのかね…。」
想像以上の光景が再生したPCモニターに映し出される。
断続的にやってくる非日常に、正常な思考が徐々に侵されていくのか。
あるいはもともと、内に眠った性癖という物が歪んでいたのか。
沸々と湧き上がっていくのは女への興味。
当初は良いカモに出会ったという興奮が先行していた。
しかし、こちらの仕掛けへの反応が悉く、男の期待を凌駕してくれる。
今まで何人もの隣人を覗いてきた男。
しかし、実際に接触を図った女はほとんどいない。
もちろん、それとなく存在を認識した女はいたかもしれない。
が、ことを大きくしたくなかったのか、あるいはその状況が良かったのか、それ以上になることはほとんどなかった。
そんな男に抱かせる、接触の欲。
覗き見るだけでは知れない部分まで…、と。
(どうする…。
過去動画でさらに指示めいたものを見せる手もあるが…。)
「よし…。」
徐に手近にあった紙を手に取り、ペンを走らせ始めた。
額に僅かに滲む汗。
それは上げ過ぎた空調の所為などではない。
これまで覗くに徹してきた男が、さらに踏み込む緊張から生む物。
とはいえ、早々に撮影した動画をネタしてすり寄るのもつまらない。
より自覚させてみようか…、覗いている存在…を、と。
『気に入ってくれたかい…?』
大きめの紙の中心にそう大きくはない文字でサラッと書かれた言葉。
覗かれている…ことははっきりとはわからないまでも、少なくとも下着を盗んだと思われるであろう男からのメッセージであることは想像は難しくない。
ここでどう出るのか…。
反応次第でまた、男の行動も変わっていきそうだ。
【次から次から押し寄せると疲れてしまいそうなので、何でもない回も挟んでいこうかなと思います。
早々に接点を持つのもどこかもったいない気もしますので、じっくり楽しめればと思っています。
もちろんいずれは直接的に…ね。
ただ、もっとさらさんの性癖や願望、妄想を丸裸にしていきたいとも思っているので。
自由に描いてくださいね。
もちろん、もっと大胆なおなにーも楽しみです。
希望はどんどん仰ってくださいね。】
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