「はぁ…はぁ…。」
一瞬とはいえ、我を忘れる感覚で夢中になっていた自分が思い出される。
(危なかった…。
いくら無防備とはいえ、あんなぎりぎりまで…。
何を考えているんだ…俺は…、バレたら終わり…終わりなのに…。)
「引けなかった…。」
スマホを握る手が震え、少し汗ばんでいる。
ぐっとこぶしを握りながら、自分が自分ではないような感覚に冷や汗が滲む。
と同時に、
「でも…、これが…渡会…。」
目の前のスマホに映る、スカートの中の世界。
何度も揺れる尻肉、食い込む白い下着、その周囲を囲むように揺れるスカート。
自認がどうかは知らない。
しかし、結局傍から見れば女の身体である事実は変わらない。
最も近い距離感にいるであろう、あの幼馴染の男も同じように思っているはずだ。
だからこそ少し気に掛けるのだろう。
そしてそれが事実だからこそ、そう言う無防備だという話が噂伝いに俺の耳に入るんだ。
「はぁ…。」
気づけば胡伯は通路から姿を消していた。
もどかしくも、気づかれず終えていたことにホッとする気持ちもある。
ぐっと盛り上がった股間を握りしめ、傍から見ればそれはもうただの変質者でしかない。
が、久しぶりに訪れたチャンス、非現実、興奮の虜になり始めていた。
自分の存在を胡伯に認識されていたとは露とも知らず。
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