取り出した水着は予想よりも可愛らしさが強調されたものであったが、海晴(カイセイ)の求めているものでもなかった。
だが、ここで安易に失望の色は見せない。
それはひとえに相手をその気にさせるための笑顔を常に張り続けているからであった。
「おぉ~! 可愛いねぇ! たしかにゆきのちゃんにぴったり・・・だけどね~! せっかくだからゆきのちゃんのここもアピールしてお客さん増やさないとなんだよね~」
まずは褒める。そしてオーナーとしての要望を伝えた拍子にゆきの豊満な胸を指先でつつく。
「海の家の店員としてはこっちのほうがいいね~!」
言いながらビキニの水着とエプロンを差し出した。
ビキニは布面積としては安心感のあるサイズだが紐で縛るタイプのものだった。
そしてエプロンは胸から腰だけを隠すメイドエプロンのような小ささである。
さらに着替えなければわからないが、このビキニを着た状態でエプロンをつけるとビキニが隠れるためまるで裸にエプロンをつけているように見えることをゆきのが知るわけもなかった。
大丈夫どころか好きとおっしゃっていただけてこちらも興奮しますね。
嗜好が似ているようでとてもありがたいです。
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