ゆきのと海の家につく頃には彼女が昨日気付かなかった視線を意識しているということはカイセイに駄々洩れの状態であった。
だが、素知らぬ顔で厨房に入り仕込んでいた料理と向かい合っている。
「それじゃ~店を開けるとしようか。まだ昼にもぜんぜん早いから『店の外』で呼び込みで客を捕まえてきてくれ~」
オーナーとバイトとして当然の会話である。
そして意味に気が付き心情が変化しているゆきのにとっては・・・
海というのは不思議なもので普段は平気で夕方まで寝ているような男でも朝から活発に動いている。
むしろ家族連れのほうが子供の食事も考慮したゆったりスケジュールで動くことが多い。
ゆえに店の外に出たゆきのに視線が一斉に集中する。
そして男特有の会話が飛び交う。
「あ~メシ食ったばっかなのに腹が減った気がするわ」
「まじで? オレもなんだけど!? どうする? 食う? あそこで~!」
と、カイセイの海の家を指さす者や、
「あ~お前ら先に泳いでていいよ! 腹ごなししてから行くわ~!」
等と言っている者もいるが、共通している点は相手を見ずに視線がゆきのに釘付けになっているということだろう。
たわわに実ったなどという言葉が比喩表現ではないような、ゆきのの卑猥な身体が正面から見れば可愛さがあれど貧弱なエプロン一枚で守られているだけなのだから。
早速満席となる二組が入ると注文をこなすがそこでもメニューを手に持っているにもかかわらずやや前かがみのゆきのの胸から目を逸らす者は皆無。
メニューを受け背後を向いてもその視線は外れることなく、むっちりと育ったお尻に注がれている。
そこで厨房にメニューを伝えると・・・
「お~・・・ゆきのが接客してる効果が早速でてるなぁ~」
などと呟き、
「これは複数でつっつく料理だからテーブルの中央へ置いてな」
と手早く料理を差し出す。
座敷的な構造のため料理を配るときは必然的に座敷へ膝立ちで料理を置くことになり、食器を下げる際はなんなら四つん這いで手を伸ばすことにもなる。
手を出してくる者はいなくとも、ゆきのの痴態を間近の距離で披露することとなっていた。
さらに言えばテイクアウト可能であるにもかかわらず一人、二人・・・と店で食事をとる目的であろう客がぽつぽつと並び始めていた。
一定金額で裏メニューみたいなもので、ツイスターゲームとか考えていますがいかがでしょうか。
店の床の砂に番号だけ書いて揉みくちゃにされるような展開です。
直接的なお触りではなく、触れさせることが目的ですね。
はい、たまに覗きますのでゆっくりしてください。
レスが置かれてると焦られてしまうかもですが、そこは気になさらず。その間も設定考える楽しみがありますので。
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