「いえ、あの、でも…」
まだ戸惑う様子のゆきのを横目にカイセイは腰に回した手でサイズ確認でもしているかのようにお腹を撫で、二の腕を揉んでくる。
露骨に身体に触り始めたカイセイから距離を取ろうとするが腰に回った腕が抑え付けるようにゆきのを拘束しており身を捩ることしかできない。
少し焦ったように抵抗を見せるゆきのの耳元でこれもバイトの義務だよ?と言わんばかりに低い声でたしなめられギクリと緊張してしまう。
そんな言い分、普通であればおかしい事に気づけるだろうが酔っていて上手く頭が回らない。
さらに元々根が真面目なせいかカイセイの言葉を真に受けてしまい、そんな事を気にしているゆきのの方が間違っているように感じてしまった。
「っ、わかり…ました…」
結局抗えずに水着を受け取ればカイセイは拘束していた腕を外し着替えるように再度言ってくる。
それは先程の軽い言い方ではなくまるで指示でも出すような強制力があり、ゆきのは言われるまま渡された水着へと着替えるしかなかった。
気にしなくて大丈夫ですよ。
遅い時間まで付き合ってくださってありがとうございます。
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