体操教室が終わって、参加していたご老人達が帰りだす。
久志さんと松太郎さん着替えて帰ろうと言ってると、更衣室の方向から
私が出てくるのを見つけると・・・
「きょうこ先生・・・もう帰るのかい?」
「え、久志さん・・・ええ、買い物に行こうと思って・・・」
「スーパーならまっちゃんの家の近くにあるから、連れて行ってあげるよ、乗りなよ」
半ば無理やり私を拉致する様に車に乗せられた。
「きょうこ先生はまだ、この辺の地理もわからんやろ?俺に任せとけ。
顔を売っとけばまけてくれよるわ」
「そやで、ここらへんの奴らに顔を売っとけばええんや、わしが大将に言うたるしな」
松太郎さんが運転して助手席に乗った私は、シートベルトを胸の間を通して締められる。
すると胸が強調される形になる。
「私服姿は体操の時と違って、またきれいやなぁ・・・おっぱいも大きいし、きょうこ先生はEかFかぐらいあるんかい?」
後部座席から身を乗り出して、久志さんは胸元を覗き込む。
「久やん それもセクハラやぞ、なぁ先生・・・レオタード着とったらそんな目立たんかったけど・・・いくつなんや 」
確かに、私は大きすぎる胸は逆に劣等感を持っていて、キツめのスポブラで締めてけていたのだった。
アフターで、気を抜いていた隙に連れて行かれた事で、実際の体型を知られてしまった。
「え?・・・ええ、実はEなんです・・・肩がこっちゃって・・・」
まるでどこかに拉致されて連れ去られている様な時間はスーパーに着き、降ろされる。
こじんまりしたスーパー・・・仕方なく、買い物をはじめるしか無かった。
カートを押して野菜売り場に行くと、久志さんが・・・
「きょうこ先生よ、この茄子なんかええ形しとるで、太いし大きいしな・・・先生はきゅうりみたいな長いのが好きなんかい?」
(なんのこと言ってるの?・・・まさか・・・)
「久やん、先生は大根が好きなんちゃうか?太くて長いのがさあ・・・ヘッヘッ 俺のは久やんと違って太いけど長さがなあ・・」
(完全にあの事じゃない・・・もう、想像しちゃうよ・・・)
羞恥調教の様なお買物が終わりレジへ向かう・・・。
「大将、昨日から役場に新しく来たきょうこ先生や。
これからここでも買うみたいやし、今日はまけたってや、頼むぞ」
久志さんが大将を呼んで、私を紹介する。
大将は私をジロジロ見ていやらしい視線をおくる。
そんな瞬間に合わせて、久志さんは私の服の上から胸を持ち上げ、胸元を前に広げ大将に覗かせた。
「い、いや、ダメ・・・ダメですよ・・・もう」
「これからも買いに来てや、俺を見かけたら声掛けてくれたらええしな」
大将は私の買物カゴを持って精算をする。
まるで囚人を街中で引き回すような感覚だった。
でも、私はお二人が好意でした事だと誤解していました。
それより、買ったお野菜の使用方法について頭の中で想像していました。
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