体操教室もやっと終わって着替えて帰宅する事に・・・。
だけど、今日のセクハラは一言言っておいた方が良いかなと思って役場に寄って帰る事に。
「あのう・・・今日からトレーナーしているあさだですけど・・・
ちょっとセクハラまがいな事が多くて・・・どうにかなりませんか」
「え、そんな事ですか・・・もっと、おおらかに受け入れて貰わないと・・・
公務員宿舎や正職員になりたいんじゃ無いんですか・・・
支度金もお支払いしているのに?・・・・」
黒縁メガネの奥から鋭い視線を浴びせながら、まるで文句でもあるのかと言いたげ。
「いえ、そんな事じゃ無いですけど・・・はい、わかりました」
役場の担当者は、私が折れるとニヤッとしたように見えた。
(仕方ないのかなあ・・・まあ、ご老人だし・・・そうよねおおらかに・・・)
押しに弱い私はトボトボと公務員宿舎に帰路についた。
役場の玄関を出ようとすると、聞き覚えのある声が聞こえた。
「よう、きょうこ先生・・・先生も帰るとこ?
来たばっかりで、今日はありがとうね・・・先生の家は公務員宿舎かい?
これから帰って自炊?わしも1人なんで自炊なんだが、今日は良かったら一緒に飯でも食いに行かんかね。
着任のお祝いに奢らしてもらうから・・・
ひとりで作って食べるのは侘しいから、ひとりよりふたりのほうが食べた気になるし、ちょっと付き合ってくれんかな・・・」
下心丸出しの様に感じるが、さっきおおらかに受け入れて・・・そう言われた事を思い出す。
私は少し戸惑ったが・・・
(お年寄りが泣きつくように言われると断れないと思いよね・・・)
「そうですね・・・じゃあ、ご馳走になります・・・どこに行くんですか」
「おお、そうかい ありがとうね・・・ところで酒は飲めるのかい?
いいところがあってね、ちょっと離れてるけど、そこに行こうかい・・・」
私だって女の子、今日のアレは気になっている。
経験だってしているが、付き合ってきたBFにもあんなに大きい人はいなかった。
でも、所詮ご老人・・・私に警戒心は無かった。
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