「言葉って…侮れなくてね…。思った以上の力があるんだ…。」
徐に口を開く。
奉仕をする旨を口にした茜は、言われた通り頬ずりから始めた。
熱を帯びた竿にとっては、茜の高揚する頬も少しひやりと感じたかもしれない。
ぴく、っと反応するような、男は竿に力を籠める。
生き物の相手をさせているんだ、とでもいうかのように。
快感以上に、適度に男は肉棒を意図的に震わせた。
ピロン…、ピロン…。
と、定期的に男のスマホから通知音が響く。
初回こそ、内容を茜にも見せたが、それ以降そのようなことはしない。
しかし、初回の内容が内容だっただけに。
頻繁に届く通知音は、長谷川の…茜の夫の欲情しきった行為の暴走、を知らせている様だった。
「よっぽど気に入ったみたいだな…。
悠人くんは、そんなにぱんつの上から、まんこを舐めるのが好きなのかい…?」
長谷川家の営みなど知る由もない。
しかし、多忙を極めると言った男が、時間をかけて妻を愛撫する…なんて愛のある行為を日々やっている…とは考えにくい。
だからこそ、妻には舐めさせろ…それが好みだとでも言って…、と指示していた。
私にはそんなことしないのに…、と思わせる瞬間が少しでもあれば儲けもの。
その通りだ、と言われれば他の行為に変えて、同じことを試すだけ。
嫉妬を煽り、心を引き剥がし、夫にはない物を与える。
男の頭の中ではずっとそんなことがよぎっているのだ。
確かに目の前の他人妻に興奮はしている。
しかし何よりも、愛する男から気持ちが薄れ、こちらに気持ちが揺らいでいくその変化こそ、男にとっての極上の興奮なのだ。
「君が妻だというなら…、茜…、呼び捨てでいいね…?
妻に、さん付けはおかしいもんな…?
茜…、奉仕と言ってるんだ…ちゃんとしゃぶるんだよ…?」
ぐっと茜の髪を掴み、逃がさない…そんな様相。
絶えずつま先は雑に、下着越しの割れ目をほじくるように撫でまわしながら。
今は夫婦…そんな言葉を交わしながらも、立場を理解させていくような。
「上手だ…苦しいのに…、こんなに濡らして…。
これが本当の姿なのかな…?茜。
こんな様子を悠人君が見たら…どう思うんだろうなぁ…。」
【ありがとうございました。
今日はたくさん返せましたが、普段も基本的に夜のお返事になると思います。
楽しんでいただけているようでしたら置きレスで引き続きお相手ください。】
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