「読唇術【あら、挨拶は出来るのね、少し侮っていたみたい。】
プロフェッサー・ゴトー、デ・ケ・エスタ・ソルプレンディード?(後藤先生、何を驚いているんですか?)」と優愛。
「優愛様の只今の訳ですが“後藤先生、何を驚いているんですか?”です。
スペイン語、カタコトだったので理解していないように感じまして教師の後藤先生には失礼かと思いましたが日本語で伝えてみました。
特A組の生徒達は小中と外国語学科でヨーロッパ言語、アジア言語を習っております。」と綾子。
「後藤先生はこの学園の事も多言語も些か不勉強なのでは?
国際会議で通訳されている〇〇さんも翻訳で有名な△△さんもこの学園出身ですよ。」と潤。
後藤なつみは助けを求めるよう桜井智を見るがもの見下した様なすごく冷たい目。
だったらと慶次を見ると慶次は優愛を見つめている。
ダンッ!教卓を出席簿で叩き威嚇の音を出す…教室に静寂が……。
「新任だからと誂ってるんですね!
スペイン語で挨拶してそれに席順はここに貼り出してるじゃないですか!!
それすらも守れない程、貴方がたは子供なのですか?笑
私は英語教師です!スペイン語かわ解らなくても仕方ないじゃないですか!
何故、この通り座らないのですか!」
学園に似つかわしくない大きな音と大きな声。
呆れて生徒達が黙っていると生徒達が懲りたのかと勘違いをする後藤。
何人かの影が手を挙げ立ち上がり今度は英語で……。
「ゼア・イズ・ノー・サッチ・ルール・アット・ジス・スクール(その様なルールはこの学園にはありません)」
「ザー・シーツ・チェーンジ・エブリー・デー(毎日、席は変わります。)」
「ハブント・ユー・レッド・ザー・ルールズ(規則を読んでないんですか?)」
頭に血が上ったのか後藤は優愛たちの元へ。
「貴女と貴方の指示なのね!」
「後藤先生、仰っている意味が解りかねます。
私が一体どの様にその指示を出したのですか?」
「そ、それは……、それはそうと一条さん、前田くん!アナタ達の制服、他の生徒とよく見たら違うじゃないの!
校則違反よ、校則違反!」
「桜井先生、私から説明しても宜しいでしょうか?」
「優愛様、どうぞ。」
その場で立ち上がると。
「この学園での制服はオーダーメードかセミオーダー、既製品と分かれてます。
生地に関してもその様になっています……、先程、潤が言った通り後藤先生、この学園の事に対して不勉強過ぎませんか?
学園に就職するまでかなりの時間が有ったと思いますがその間、何をされていたのですか?潤と綾子は?…慶次は何をしていたの?
私は復習の為、日舞や華道茶道、〇〇先生を師事し慶次の好きな〇食を習い
それから馬術と武道を少々とピアノ、フルート、ヴァイオリンなど有意義な時間を過ごしましたわ。」
「優愛様、私はこれから慶次様にお仕えする為、語学も猛勉強をし武道も習っていました。」と潤。
「私は外部入園する生徒が優愛様に無礼な振る舞いをする者が居るかも知れないと武道を……。
復習しておいて良かったです、真逆、入園早々、出合い頭で周りも見もせず優愛様に衝突する様な輩が教師に居るとは思いもしませんでしたわ……。」と綾子が後藤なつみを凍りつくような瞳で睨みつける。
教室内がザワつく
「優愛様に衝突する?」「お怪我は?」「まさか後藤先生?」「女性が運動でもなさらなければ走らないでしょう。」
「慶次…これは【読唇術、スリーアウトかしら?
それから後ほどD組の中澤さんに会いに行くわよ?教えて差し上げないと後藤先生のように間違えを犯す前に…。】」
D組では明日香が馴れ馴れしく慶次呼びしたことでザワついている。
「君、気をつけてくれただでさえD組はこの学園で一般人が多いのだから…。」
「私は中学時代から慶次と付き合いしてるんです!
たから第二ボタン貰ったし!色々したの!」
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