ドアが開くと音が聞こえて、ドキドキしながらひとみはいた。
(誰?)
ひとみは男性の方が声を出さないことで、原田さんだと確信する。
いきなり、おっぱいを鷲掴みしたり、乳首を摘んだりしてくる。
(そんなにキツく揉むと痛いです。原田さんでしょう?わかっているだから、もっと優しくして)
ひとみが声をかけても、敢えて口を聞かないようにして、他人と思わせる。
それでも、ひとみは原田さんなら、危ないことはしないとわかりながら、敢えて嫌がるフリを見せていた。
いつになったら、アイマスクを取って、原田さんだと言うだろうとひとみは身構えていた。
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