北川ひとみ「 お母さん、大丈夫? 顔、赤いよ…体調悪いなら休んだ方がいいよ?」
原田恵は身体をわずかに震わせ、唇を噛みながら微笑む。彼女の額には汗が滲み、瞳が揺れている。
原田恵「 う、ううん、大丈夫よ、ひとみ。ちょっと…緊張してるだけだから。気にしないで。」
原田大樹は静かに微笑み、手元の小さなリモコンを弄ぶ。スイッチを軽く押すと、原田恵の身体がピクンと反応し、膝がわずかに震える。彼は冷静な声で北川ひとみに質問を続ける。
原田大樹「 北川ひとみさん、モデルとしてどんな魅力をアピールしたい? 君の水泳で鍛えた身体は素晴らしいが、心の強さはどうかな?」
北川ひとみは母親の異変に気を取られつつも、必死に答える。
北川ひとみ「 えっと…水泳で培った忍耐力と、どんな挑戦にも立ち向かう姿勢が私の強みです!」
原田恵は隣で小さく息を吐き、原田大樹の視線を感じながら身体を落ち着けようとする。原田大樹の指が再びリモコンに触れると、彼女の表情が一瞬歪む。
原田大樹「 素晴らしい。では、北川ひとみさん、もし過激な撮影が求められたら、どこまで応じられる? 例えば…水着より大胆な衣装でも?」
北川ひとみは驚き、原田恵をチラリと見る。原田恵は俯き、言葉を失う。北川ひとみはまだ、原田大樹の意図も、母親の秘密も知らない。
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