おかあさん、まみ出かけるね?
「最近外に良く出るようになったね?」
うん、友達できて…
「そっか、楽しんできなさい?」
うん!いってきまーす!
(ウソはついていません。ただ、その友達が2回り近く年上な事。男性な事…あの人と続いていたら、こう胸をはって出かけられなかった。
少しの後ろめたさはあるものの、会えるドキドキには敵いません。まみは足取り軽やかに待ち合わせに向かいます)
たっくぅやさんっ!
って…まみも早めに来たんだけど…いつからいるの?
もしかして…徹夜?…なぁんてね?
(あれからまた少し。会えないかな?の連絡をきっかけにラインもやり取りするようになります。学校帰りに何度か会って他愛のないお話を交わし、この日までには名前で呼べるくらいにまで懐いたまみ。
今日はTシャツに薄手のパーカー、デニムミニ。年相応のラフな格好で現れる事でもなつき方が窺い知れます)
今日お休み、一日中一緒なんだけど、どこか行く予定あるの?いっつもまみのお願い聞いてもらってばっかりだし、今日はたくやさんのしたいことしようよ?
(すっかり友達の様に接するまみですが、あの日の事は片時も忘れていません。それゆえに決めている事が。
・あまりベタベタしない
・なるべく一人でいない
・むやみに車に乗らない
まるで子供の危険対策。ですが危険を知ったまみなりの最大限の防衛策です。
それでも、たくやさんのとなりに並んで歩き、肩がふれそうなくらいの距離にまで縮んだふたりの関係。
きれいだよって言ってもらいたくて、あの日のリップを塗ってきました)
【どこ行きましょうか?
もう大丈夫だからとあのモールに行くも記憶がぶり返して助けてもらい、一時的に腕を組んで歩くのを許しちゃうor場合によっては軽くキス…
動物園か遊園地で親密度カンスト。恋人繋ぎで手繋ぎデート。帰り際にほっぺにチュー。
パパと違っていきなりえっちにドブン…ではないので、抵抗も後悔もありません。なによりまみちゃんが帰ってお部屋でゴロゴロ悶え回るくらいには喜びますよ?】
※元投稿はこちら >>