「ふむ…事実か…」
俯いて少し考え込むようにしながら一度沙織の方を向き、再び目を伏せて考えるような仕草をした後。
「であれば、一ノ瀬は素直に認めたのでひとまずは停学と内申点の減点処分だ。その交際している男子とすみやかに別れないのであれば退学処分に変更だな」
無情な学園としての対応を告げる。
そして処分に対して何とかならないのかと訴えたそうな顔を見ながら立ち上がった。
そしてそのまま沙織の方に歩いて肩に手を置いて話しを続ける。
「もしも一ノ瀬がこの処分に不服なら…私の方で特別に何とかしてあげることも出来なくはない。ただし、これを聞いてからそれは出来ないとか、そういうことは受け付けられないがね…。どうする?」
肩に置いた手はそのまま二の腕、肘、鎖骨などと少しずつ下に伸びていきながら話しをしていった。
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