「…。」
次の予定の話を振ったのはこちらだ。
そして陽菜の言葉はもちろんそれに対しての返事だ。
にもかかわらず、男は一瞬…言葉を失った。
もちろん本心は陽菜を使った射精。
少し語弊のある表現。
陽菜に射精の補助をさせるような意味合い。
しかし建前は、表向きはあくまで勉強の為…、そう言う前提があったはず。
そう言う雰囲気は多少残しながら問いかけた…つもりだった。
とはいえ、タイミングが、
行為後の余韻が残った状態での問いかけが、陽菜自身にもそう思わせてしまったのか。
射精可能なのかという、まっすぐな返答だった。
悦びと興奮、しかしそれ以上にあっけにとられてしまい、言葉を失った。
と同時に考える…。
どんな返答が良いのか。
ベストはもうわからない、何もかもが想像の外。
それが以上か以下なのかもわからない。
ならばできる限りベターな回答を選択したいものだ。
(どうする…。どうするのがいい…。
ははっ…、なんて贅沢なことで悩んでいるんだ…。
どのくらいの頻度で抜いたらいい?と聞かれているようなものだぞ…?
立本…。
もうお前には想像もできないだろう。
今の俺の興奮、愉悦を…。)
「良いところに興味を持ってくれた…。
さすが、陽菜ちゃんは本当に頭が良いね…。」
ゆっくりと体を起こし、満足したように少し萎え気味のモノを晒したまま座りなおすと
そっと陽菜の後頭部に手を回して抱き起し、同じように座りなおさせる。
下半身だけを露出した男と、一糸纏わぬ…と真逆の、何一つ衣服に乱れもない少女の絵面。
それはもう滑稽であり、犯罪的とも言える。
「精子というのはね…、毎日作られるんだ。その量には個人差があるんだけどね。
だから物理的には毎日でも射精することは可能なんだよ…。
つまり毎日…なら、「出来立て」を味わうことができる。
そしてできた精子は陰嚢に蓄えられていくんだ…、金玉袋…ってやつにね。
射精されない精子はもちろん、日ごとに蓄えられていく。
より濃くて、ねっとりとしたモノに変わっていくんだ…。
もちろん、体調や食事などによって変化することもある。
が、基本は概ねそう言う感じだと覚えておくといい。
出来立ての新鮮な精子と…、熟成され、濃くてねっとりとした精子。
陽菜ちゃんは…どっちが好みなのかな…?」
まるで高級食材化なのかと勘違いしそうな表現を用いながらも、話題はごくごく変態的な物。
純粋な疑問に対しては率直に、概ねの事実で応えることでその反応も楽しみに待てる、という物。
「私のメンタルケア…、体調改善、リハビリに付き合ってもらっているようなモノなんだ。
せめて陽菜ちゃんには、飲みたい精子を飲みたい時に。
掛けられたい精子を掛けられたい場所に。
と、思っているんだ…。
だから君が決めて…いいんだよ…?」
【口調こそ、描写こそ当たり前のような、只の雑談のような口ぶりで話しているのに中身は卑猥ではしたないモノでしかない。
自分で描いていながら、自分の、陽菜さんの描写に洗脳されるような感覚を覚えますね…。
本編では決して描かれないでしょうから。
こちらでは恥ずかしいぐらいの大惨事をぜひ、言葉にしていただきたいですね。
より詳しく、終わっている…貴女の言葉で。
日付を跨ぐ件に関しては承知しました。
今回は質問の応えるパートになっています。
陽菜さんのタイミングで時系列を進めていただいてもかまいませんし、区切りの良いところであれば私の方で進めようとも思っています。
次の希望も概ね承知いたしました。
終わっている人間同士、壊れた日常を引き続き楽しめればと思っています。】
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