「上手だな…陽菜ちゃん…。
勉強だけじゃない…、言われた通りにするのが上手だ…物覚えが良いね…。」
フルネームを口にした意図…は、別にわからなくてもいい。
気づいてもらうために言ったわけではなかった。
まるで友人への感謝と優越を感じた、その瞬間が、陽菜を苗字付きで呼ぶという行動にリンクさせたようにも覚えた。
「そう…お父さん…と、そんな風に遊んでいたのか…。
舌の上に乗せたクリーム…。」
あどけなさも残る少女の思い出話。
しかし内容は、聞き方によっては厭らしくも聞こえ、それを父親が娘と行っていた…と考えれば
(お前…娘に何やらせてんだよ…。
でもさ…分かるぜ…?
こんな娘なら…「やらせたくなる」よな…?
分かるぜ…。
どこまでやるのか…、言うとおりにするのか…試したくなるよな…?)
「でも、クリームだもんな…。」
脳内で語り掛ける言葉の端々が、口に出てしまう。
そう…、させていることは似通っていても、モノが違う。
立本の行為は遊びの延長上、それこそ母親に多少叱られても、笑い話で済む程度だ。
しかし、今は違う。
そう、陽菜の言うように、「今はおじさんの精子」なのだ。
そんな片や生クリームでの行儀の悪い遊び、片や扱かせ、しゃぶらせ、吐精したモノを直接味わわせる卑劣と言える行為。
(お前じゃこうはできないだろう…?立本…羨ましいか…?
想像したんだろ…?
生クリームが、娘の舌の上で広がっているのを見て…、口の中で出したら、なんてことをさ…。
ほんと…変態だな…?
でも、俺の方が変態だ…。
お前は妄想…
俺は現実…、くくっ…。どっちが上か…わかるかい…?)
そんな優越、勝ち誇ったような気持ちを味わっていれば、ふと謝罪の言葉が聞こえる。
「え…?」
ごめんなさいはこちらの台詞だ。
良いように口を使って、性欲の捌け口にしているのに。
あろうことか、陽菜が謝ってくるなんて…。
「そ…。」
そんなことで謝らなくていい…、と言いかけて再び、卑劣な悪魔が男の脳内で目を覚ます。
そして…。
「…うだね…。少しショックだった…、というか、寂しい気持ちになった…っていうのは本当かもしれない。
でも、こうして陽菜ちゃんに掛けさせてもらえるし、飲んでもらえるから…。
「これからは」もう大丈夫だよ…。」
傷つけたかもしれない、という陽菜の優しさをまんまと利用し、肯定。
そして、それを逆手に取った言葉を返す。
まるで、今後は陽菜がティッシュの代わりだ、とでもいうかのように。
「おじさんの味を…陽菜ちゃんだけに覚えていってほしいからね…。
立本とはまだ(クリーム遊び)、やってるのかい…?」
誤解を招くような表現をあえて使い、カマを掛ける。
陽菜にとって、ちんぽを弄る、舐めるという行為は普通なのか。
そこへの勘ぐりだ。
それが父とて例外ではない、というなら事。
だとしても、男の今後は変わらない。
自分が特別ならそれを堪能するまで。
乳も変わらない、というなら、父では体験したことがないことまで昇華させるだけ…。
少女を知ることそのものが、男をさらに病的に興奮させてくれる。
【対抗心と言いますか…。
描写にもありますが、優越、でしょうね。
一般的に父娘、ではありえない行為を、血縁関係がないというだけで成しえてしまう事への。
言ってしまえば、勝ちたい感覚はなくて…というか、勝ちしかありえないですよね…?
だからこそ、その勝ちを堪能するという意味での優越、かもしれませんね。
寝取り行為に近いものもあると思っています。
それが、恋人なのか、妻なのか、あるいは娘なのか、みたいな。
といっても、快感を感じて身体が求めてしまっている、みたいな従来の寝取りとは違って、
陽菜さん自身の人の良さ、人柄、性格に付け込んでいるわけですから…こちらの方が相当達が悪いのは間違いないですよね。
質問の答えになっているでしょうか。】
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