「? どうしたの?…急にフルネームw…」
貴方の心境の変化に依る呼び名にキョトンとする陽菜。
当然それを理解はしていない様。
男の深淵にまでは気づかないという事か。
「? 味?……あー…んー…う~ん…えっと、ね…
ちょっと…にが…い?…」
苦い…
答えた…とりあえず、正直に答えたのだ。
どんな味…
精子に対する感想という、極めて変態的な質問に少女は答えたのだ。
返答内容、その素直なニュアンスからして…恐らく正直なもの。
「飲んだ事のない味で…不思議な味…て感じかな…上手く言えないんだけどw
ちょっとツンとした感じも…するかな…う~ん…とにかく…不思議な味w」
不思議な味…
「…うん。おじさんの大切なものだし…勿論ちゃんと…味わうよ?w」
味わってほしい…
大人のそんな要求にやや困惑しながらも健気に受け入れる…ただただ…いい子…なのだ。基本的には。
「うん…チュッ!
? (笑) …クチュ…クチュクチャ…クチャ…」
指先へ吸い付き、素直に口内で撹拌する少女…
「? (カパァ…)」
口の中を見せて…
理解し兼ねる大人の言葉に素直に開口する陽菜。
糸を引きながら開かれたその中には…貴方の子種が舌上や粘膜、歯に纏わり付いている…
ゴク…ン…
「チュッ!…カパァ…」
ゴク…ン…
「チュッ!…」
…貴方が掬い上げた精子を毎度吸い付き、飲み込んでいく陽菜…
「ンw…なんか生クリームを食べてた時を思い出す(笑)
お父さんとちょっとしたゲームしてさ、負けた方が顔に生クリームを塗っていく罰ゲーム(笑)
その後にお父さんの指でクリームを食べていくんだw」
父親との思い出と重ね合わせている様。
その様子だけを見れば年相応な少女。しかし、口にしているのは…
父親も…考えもしないだろう…
愛しい愛娘が今、生クリームではなく…精〇を口にして同じく大人と遊んでいるなど…
貴方は…穢しているのだ…
少女を物理的だけでなく…記憶…思い出といった大切なものを……
「? ンwホントお父さんとやってた時みたい(笑)
生クリームが溶けるのが面白くて、舌の上にあるクリームをお父さんに見てもらってたんだw
でも今は…おじさんの…精子…ンw
レロ…ロ…レロ…」
父との遊びの思い出に耽りながらも、舌先を上下に動かし、貴方の子種を混ぜていく少女…
変態…というよりかは、無邪気…
「…あ…う、うん…」
言える?という問いに、徐に焦り、即答する陽菜。
?…
食事の際に使う言葉…
それを言えるか?という変態的な問い。
それに対し嫌悪ではなく、どこか悔い…の様な表情をする陽菜。
?…
。。。
…ゴク!…ン…
顔面に散りばめられた貴方の子種の最後と言える一掬いを飲み込んでいった陽菜。
「……(スッ)」
両掌の合わせる陽菜。
!?
「…(ペコッ)ごちそうさまでした…」
…
「おじさん…ごめんなさい…」
?
「…おじさんの大切なものなのに…この前はティッシュの中に捨てちゃって…」
…
「粗末な事しちゃって…ごめんなさい…」
…
「この前も…飲んであげれたら良かったのに…私…よくわからなくて…
おじさんを傷付けちゃってたかもしれないね……ごめんね?…あの後ちょっと後悔してたんだ…捨てちゃっていいのかなって…」
…
「不思議な味だったんだけどね?………
美味しかったよ?…ンw
本当に…ごちそうさまでした…おじさん…ンw…」
【ありがとうございます。
友人であっても、お父さんに何か対抗心というか、勝ちたいといった気持ちがあるのでしょうか?
心理描写を読んでいて、もしかすればそういったものがあるのかな…と思ったもので。
友人であれば、普通に考えればそういったものはないと思いますが、男性からすると芽生える事もあるのかな…と。
どうしようもないものがあるのでしょうか?】
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