『お前(笑)よろしく頼むよ。じゃあ。』
立本とのやり取りが終わった。
数分毎に来ていたLINEは来なくなる。
父親は影を潜め、本当の意味での二人きりになる貴方。
「? …あ…うん……あるよ?」
一瞬キョトンとした陽菜は察したのか今日初めて見せる表情を見せる。
貴方の事情を見透かしている様な、仕方ない事がある様な…優し気な目を見せる。
「勉強の間ずっと我慢してたかな?どんどん大きくなっていったから。」
気づいていた…
そんな素振りはなかったが。しっかりと察していた。
それであの授業態度… 賢い子…
「ごめんね?大丈夫?窮屈?…」
謝りの言葉…
「じゃあ、今日もガス抜きしよっか?
ベッドで仰向けになるね?…」
ギシッ…
陽菜はベッドへ上がると仰向けになり、両手をお腹の上で組んで天井を見ている。
両足は内向き…幼く健気な少女が無防備を晒している…
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