(あぁっ…この匂い…おかしくなりそう…)
精液まみれのショーツに顔を近づけ何度も息を吸い込む…なんとも言えない独特の生臭い匂いにおかしくなりそうだった。
この匂いを嗅ぐのは久しぶりだった…大学の先輩が卒業してから今日まで誰とも付き合ったこともなく、行きずりの男と一夜を過ごすなど久美子の性格からできるはずもない…実に何年ぶりかに嗅ぐ匂いだった。
大学の先輩は、女にペニスをしゃぶらせ口の中に射精することが好きで、久美子も彼を好きだったため、望まれるままにペニスをしゃぶり精液を口で受け止めた。
初めの頃は、鼻につく独特の匂いが苦手だったものの、いつ頃だったかは覚えてはいないが、その匂いが癖になり、味すら美味しいと感じるようになり、好んで口で受け止めては、精液を飲み込んだものだ。
特に何日か溜めたあとの濃厚なものが1番の好物と言えた…のみ込む時に喉に絡みつくような濃厚なものが…
今、目の前にあるショーツをベトベトにしている下着泥棒の精液は、まさにそれだった。
生唾を飲み込み思わず舌を伸ばしかけて、久美子はハッとしたようにショーツを床へ放り投げた。
(わ、私って…一体何を…下着を盗んでおいて…それを精液まみれにして返してくる変態のものなのに…)
自分がしようとしたことに嫌悪感を覚えるが、どうしてもショーツから目が離せない…匂いも味も好きなものではあるが、ただ単に好きというより久美子にとって精液はスイッチだった。
昂った気持ちは抑えきれず、自らの手で服の上から乳房を弄り、それを機にもう一方の手は当たり前のように股間へ伸びる…ショーツ越しに敏感な部分を弄るが、もどかしいとばかりに服をはだけ乳房を露わにし、ショーツも脱ぎ捨てる。
乳首を指先で捏ね摘み引っ張り、指の腹でクリトリスを擦った。
朝のオナニーなど比較にならないほどの快感が身体を走る…あっという間に軽い絶頂を迎えるほどに…
(だめっ…こ、こんなんじゃ足りないっ…)
久美子は我慢しきれず床に放り投げたショーツへと手を伸ばした。
躊躇うことなく拾い上げたショーツを顔に被せ息を吸い込む…まだまだショーツから垂れ落ちず残っていた精液が顔へと垂れ、迷わず舌を出した。
(あぁっ…これよ…この味…た、たまらないっ…)
どのくらい変態オナニーに耽ったのだろう…何度気をやったのだろう…ふと時計に目をやると時計の針は日付が代わるところだった。
(私…なんてことを…)
ようやく素に戻ると激しい自己嫌悪に襲われる…よりにもよって下着泥棒の精液に興奮してしまったのだ。
重い身体を無理矢理起き上がらせ、そのままシャワーを浴びた…自己嫌悪に襲われながらも身体を湯で洗い流すたびに全身が敏感になっていることに気づく…頭では否定しながらも身体はそうではなかった。
部屋に戻り脱ぎ散らかした服や下着を拾い上げ洗濯機に放り込む…ゴトゴトと音を立てる洗濯機を見つめているうちに久美子はしてはいけない想像をしてしまう…
(もし…また下着を外に干したら…また盗まれて…そして返される?精液まみれにされて…あぁ…なにをバカなことを…でも…)
下着を再び外に干したら、それが下着泥棒へどんな合図を送ることとなるのかを深く考えないまま、久美子は洗濯した物をベランダに干していた…
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