(あぁ〜疲れた…少しだけって…こんなに遅くまで残業させられるなんて…)
久美子が会社から帰宅したのは、午後9時を少し回った頃…滅多に残業はなかったが、この土曜日から三連休になることもあってか、仕事が多く残業を頼まれたのだ。
朝、オナニーまでしてしまった えの出来事も多忙さからすっかりと忘れていた。
(あら?何かしら…)
アパートの部屋に向かいなから、ドアノブに何かが引っ掛けられているのが目に入った。
宅配かとも思ったが、どうやらそうではないよう…ちゃんとした包装もされておらずビニール袋の口を縛ってあるだけ…
(ん?雅美かな?何か持ってきてくれたのかな…)
ドアノブにかけらたビニールには付箋が貼り付けられており、そのビニール袋には伝言付きの付箋が貼り付けられていた。
(借りたものをお返しします…?私…何が貸した?えっ?)
付箋に目を通せば、そこにはその1文…頭を傾げながらもビニール袋を持って部屋の中へと…
ソファーにどつかりと腰を下ろすと、改めてビニール袋を目の高さまで持ち上げてみたが、半透明で中身が見えない…少し重みを感じるものの、大きさは拳くらいのもののよう…
(えっ…?こ、この匂いって…)
縛ってあった口を解くと、最初に感じたのは鼻をつく強烈な匂い…しかもそれは嗅いだことのある匂いだ…
恐る恐るビニール袋の中を覗き込むと、そこにはピンク色の塊…昨日盗まれたはずの久美子のショーツが入っていた…
一気に鼓動は激しくなり息も満足にできない…震える手で中のものをつまみ上げてみると、それは紛れもなく久美子の盗まれたショーツだった。
思わず手を離した久美子…ショーツはビチャと湿った音を立てて床に落ち、ショーツからは何やら粘着質の液体がドロリと流れ出す。
唖然としてショーツを見つめる久美子…目を見開き、目の前で何が起こっているのか必死になって整理しようとするが…
(あ、あれって…せ、精…液…?か、借りたものを返すって…これ…下着泥棒の…)
久美子は思わず息を飲み込んだ…混乱する中で、ようやくあの付箋の意味を理解したのだ。
(あの下着泥棒が…私のパンティを使って…あぁっ…そ、そんなこと…)
どれほどの大量の精液を放ったのだろう…床に落ちたショーツからは白濁液が床に広がり続け、立ち込めた濃厚な匂いが部屋中に充満していく…
一度は、驚いて床に落としたショーツに久美子は震える手を伸ばし拾い上げると両手でそれを広げた。
ピンク色のショーツは、唾を纏わせるように舐めまわしたのか、クロッチ部分は濃い色に変わり、その内側から液体が滴る…
何もかも久美子がオナニーをしながら頭の中で想像した通りのことが行われたのだと知る…ただ予想だにしなかった返却されたことを除いて…
荒くなる呼吸…自分の耳にも聞こえるほどの心臓の音…身体の奥に感じる熱…
(あぁっ…な、なんて匂いなの…)
いつの間にか広げたショーツに顔を寄せ鼻を膨らませ大きく息を吸い込む…脳天にまで届くような匂いに もう何も考えられなくなった…
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