(楽しいランチの最中、スマホをにらめっこして)
はーまじ最悪。仕事できたから行ってくるねー
ったく性欲まみれのオジとか氏ねばいいのに。
(悪態をつきながら席を立ち上がると、周囲のお客さんの視線を浴びた。
それもそのはず、身長170、100・70・100のダイナマイトボディが高さ10センチのピンヒールを履いてはカツカツと鳴らしたからだ。
ピンヒールの裏側は赤で、ついつま先から足元まで眺めまわしてしまう程の迫力があった。
長い黒髪をポニーテールで束ね、同じく黒のボディコンで身を包み、胸の谷間は鳩胸のように盛り上がっていてラメスプレーまでかけてある。
全身が自信に満ち溢れている私の名前は「麗奈」よ。
グラドルとして賞味期限が過ぎている43才だが売れるためなら手段を選ばない野心家で、グラドルの世界には昔フラれた男を見返す為に入った。
だから内心男というものがちょっと嫌い。
腕組みして肩を揺らしながらカツカツ音をたてて事務所へと向かった一)
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