「ええ、貴方達の貢献は聞いていますわ。それと、その望みも…私の身体が望みというのであれば…一晩だけならばそれを与えましょう…」
グラスを握る手は緊張で強張っておりながらも、『一晩』という言葉をさり気なく強調して一度限りの関係だと念を押して。
「そちらの文化の事はよく聞いていますが、我々の文化は貞操を重んじて一夫一妻制を原則としています。我が国の領内であまり無体な事はしないよう、他の方々にもくれぐれもお伝え願いますわ」
そして聡明な統治者として念を押すことも忘れないが、媚薬が回ってきたのか段々と呼吸が乱れてきて甘ったるい声に。
「それにしても貴方達が魔将エルザを捕縛して下さったのには助かりました…あの者のせいでずっと不利を強いられていましたので…」
そしてボソッと漏らしたのは敵国の女将軍の名前。強力な魔法を扱い前線を苦しめていた女だったが、部族の勇者によって捕獲されたと聞いた時には国中が歓喜に沸いたもの。
しかし、捕虜となって部族の使者によって王城に連れてこられたエルザは全身をいやらしい触手鎧を装着されて色狂いに近いぐらいまで落とされており、その有様を思い出せばキュンと子宮が疼いてしまって…
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