「えっ!なにっ!?どういう事!?」
思いもしなかった言葉に視線は泳ぎ、他には誰もいないフロアをキョロキョロと見渡し狼狽える…。
やわらかな丁寧な言葉に甘え、その言葉の裏にある投稿者の本心を覗き見たような苛立ちを素直に表してしまった言葉。
日常の世界なら苛立ちをぶつけて怒鳴り散らしても、その対象者はここを立ち去る事もなく、目の前に存在しているはず。
プライド高く過ごしてきた私にとって、突き放すような言葉を口にするものなど周りにはいない…。
そんな経験はなかったのだ…。
今までこんなサイトに訪れたことはなかった。常識など通用するはずもない場である事はわかっていたものの、それでもここへ訪れる女性をもてはやし自分の欲望の為に上手く操るものだと思っていた。
それが私は…いとも簡単に突き放されてしまった…。
「どっ…どういう事…?」
途方に暮れるように…なにかにすがるようにサイトにコメントを上げようと…。
《そうね…貴方が言う通り、やる前から何も変わらないなんて決めつけるのは良くないわね…?
貴方なら私に楽しみを見つさせる事ができるの?
貴方が言うように行動して、それでも何も感じることがなければ…私はここに来る意味はない…そういう事よね…?》
露出と言うものに興味をいだいてしまったことは事実。
それを認めようとしなくとも興味は興味として存在してしまうのだから…。
経験のない突き放されると言う状況に狼狽えたとはいっても、素直に謝れるほど気弱ではない。
その姿勢を押し通すかのように、やはり強気の言葉を並べてしまった。
心の奥では露出と言う未知の世界を覗いてみたいと感じている事すら私自身気づくこともなく…。
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