デスクでの告白…いくつものコメントをあげてみてもそれに対する返事はなかった。
ここでのやり取りはここまで…続きはSNSで…。
そういう意味なのだろうか…。
SNSに行かないと…もう言葉は投げ掛けられないのだろうか…。
帰り道を歩く私の足取りはいつも以上に重い。遅くまで残業に縛られた事も理由の一つだろう…。
しかしながら一番の理由としては…。そんなこと考えなくても理解できた。
そう…サイトの相手からの言葉が途切れたこと。
いくら素直に告白しても返信がない事への不安…。すっかり心を奪われている事にも気づく余裕はなく、普段の自信家の自分はどこへ消えてしまったのだろう…。
頭の隅に引っかかっていた事…。夜道、誰も居ないことを確認すると立ち止まり、SNSを開くと指示された通りの画像を送信する…。
見ず知らずの誰かに下着の…しかも汚してしまった下着の画像を送ってしまうなんて…。
しかしそうしなければ二度とあの言葉には出会えないようなひっ迫した想いがそうさせたのかもしれない。
途端にガクガクと震える膝。割れ目から溢れ出す蜜が内ももを伝い、膝の横まで流れ落ちると外灯の明りを受けて一筋の煌めきをつくり出す…。
《私は…賢くなんか…。ただ気を張って生きてきただけ…。何も楽しいことなんて無くて…いつも険しい表情で…。
イライラしてたから…部下にもキツイあたり方を…。》
謝罪と感謝…そこから私の心が緩み始め、償い…そんな私の中で言い訳を繕えるような言葉を目の前にぶら下げられると、迷うことなくその言葉に惹き込まれていく…。
柔らかな言葉の中に込められた蔑みの意味。賢い人だと持ち上げたうえで普通なら到底成し遂げられない活動を取った女だと蔑む…。
そんなアメとムチのような言葉に操られて、更なる指示を目にすれば辱められる悦びを感じてしまう…。
マンションの入り口をくぐりエレベーターで5階に向かう。
エレベーターホールを左に折れれば3つのドアを通り過ぎて4つ目のドアが私の家…。
1つドアを過ぎるたびにブラウスのボタンを1つ外す。2つ目…3つ目…。すでにブラウスは左右に押し開かれ、上下お揃いの白いレース仕立てのブラと胸の谷間があらわに…。
4つ目のドア…そこに向かって立つと残りのボタンを全て外して、スカートの中からブラウスを引き出すと、前を大胆に開いてからドアを開いた…。
「凄い…。凄いドキドキした…誰かに見られちゃったら…どうしようって…思ったら…ドキドキした…。」
まだどこにも触れていないというのに、肩を揺らすほどに息を乱し、玄関の床に肩から下げたバッグを置くと、その場で着ているものを1枚ずつ剥ぎ取っていく…。
ブラウスを脱ぎ捨て…スカートを床に落とし…背中に回した手がホックを外すと締めつけられる力を失った乳房が、ブラを押し退けるように弾け、両腕から抜いたブラが床に舞い落ちる…。
「家の中だけど…玄関で全裸だなんて…。」
普段全裸で居ることのない場所で全裸になっただけで私の昂りは物凄いスピードで高まっていく…。
そして再びSNSの画面を開くと、送られてきたコメントを読み返し、ドアスコープから扉一枚に隔てられた外の世界を眺める…。
いつも…そこは誰か他の住人が行き来する公共の場所。そこを見つめながら扉一枚内側で全裸になっている淫らさを味わう…。
私を持ち上げながら蔑む言葉に心と身体はビリビリと電気が走るように感じてしまう…。
冷たい玄関ドア…そこに…ドアスコープを覗き見ながら胸を寄せていく…。
相手に言われた通り高さが合わない…。腰を落とし脚を開いていかないとドアスコープを覗き続けることはできない。
全裸でガニ股…胸の突起を冷たいドアに押しつけると息をのむほどの刺激が伝わる…。
そのまま…冷たい刺激を与えられながら、上下に身体を揺らすと胸の突起が擦れて…。
「あっ…あぁ…ダメ…。声…声が出ちゃう…。」
思わず漏らしてしまった甘い吐息を外に漏らさないように、慌てて手で口を覆い…。
《今…玄関です…。廊下を歩きながら…ブラウスのボタンを外して…家の前で…全部ボタンを外して…ブラウスを…スカートから引き出して…。
玄関で…靴を履いたまま…ブラウスも…スカートも…ブラも脱いで…全裸になりました…。》
報告のメールを打ちながらも、身体は上下に揺らし胸をドアに擦りつけながら…。
《自宅に入る前から…ブラウスのボタンを外して…左右に開いて…ブラも…谷間も…丸見えにして…帰ってくるなんて…。
玄関は…服を脱ぐところじゃないのに…今の私は…全裸なの…。
恥ずかしい格好で…ドアスコープを覗き見ながら…胸をドアに…擦りつけるために…ガニ股になって…身体を揺らしてるの…。
あぁ…今…誰か私の家の前を通った…。
玄関の中で…全裸の私が…こんなに恥ずかしい事をしてるなんて…思ってないわよね…?》
視界に現実の人の姿が映ると、尚更に今の行いが、人の道から大きく外れているように思えてくる…。
《これが…本当の私…恥ずかしい指示に従って…イヤらしい格好を晒すの…。
恥ずかしくて…おかしくなりそうなのに…。きっ…気持ちいいの…恥ずかしい事が…気持いいの…。
これも…償い…なのよね…?自宅でも…償わなきゃならないの…。
それに…いつか私…部下の彼に…差し出されちゃうの…!?彼に…全てを差し出して…従属…!?
私…彼の目の前で…こんなにイヤらしい姿を…晒さなきゃいけないの…!?
あぁ…いい…いいの…それでいいの…。
私…彼に…もっとイヤらしい姿を…見て欲しい…。彼が望むなら…どんなに恥ずかしことも…しちゃうかもしれない…。
きっといつか…私は…彼に…このイヤらしい身体を差し出して…好きなように…彼がしたいように…私の身体を…使われちゃうのね…?》
妄想の中の光景を文字に起こして、乳首を擦りつけるだけの自慰に耽りながらメールを送信する…。
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